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新年、いかがお過ごしですか?
とうとう仕事始めを迎えてしまったので(お仕事大好き人間の私でも、お正月休みが終わるのは名残惜しいですね...)、このところ念入りにストレッチをして体のお手入れに励んでいます。なんといっても健康第一! もともと野菜と果物が大好きだったのですが、昨夏から本格的に始めたベジタリアン生活は快適で、体調もよくいい感じの滑り出しです。いつもは年末年始の食べ過ぎで胃が重い時期でしたが、今年は七草粥を作るのを忘れそうになるほど。
このままよい習慣を続けて、楽しく音楽できる年にしていこうと思います。
来週のお弾き初めを控えて、子どもたちのレッスンを一通り見て思いました。ピアノが生活の一部になり、音楽が心の栄養になっているなと。去年の発表会で他の生徒が弾いた曲に感動して、お弾き初めで同じ曲を選んだ子、弾き語りに挑戦する子、自作曲を弾きたいと持ってくる子、クラシックからジャズまでいろんな曲が聴けそうで楽しみです。
その中に、発表会でのちょっとした失敗がいまだに悔しくてたまらない小学生がいて、「リハーサルで他の人が演奏しているとき、自分はゲームをしていたので演奏に集中できなかったのだと思う。とても落ち着いて弾けていた○○ちゃんは本を読んでいた。そこが違う! 二度と同じ失敗はしない」と言うのです。当日は、ミスをしても最後まで心をこめて演奏したことを誉めたのですが、本当ならもっとできたはずだと、悔しくて泣いてしまったそう。そういう悔しさがまた、次へのエネルギーになっていくんですね。
「演奏は、音を出す前からはじまっているのよ」と、私がいつも言っている意味が伝わっていて嬉しい。ピアノを通して、いろんなことを自分で学びとっていく生徒たちを見ていて、教える仕事の醍醐味を感じないではいられません。
ところで、昨日は浜離宮朝日ホールに近藤伸子さんのピアノリサイタルへ行ってきました。年頭にこんなにいいリサイタルに行けてよかった~! 本当に素晴らしい演奏で、ブラボーが! バッハのイギリス組曲1番から6番まで、ひとつひとつの舞曲が生き生きと歌って、なんて楽しいのでしょう。バロック時代の曲を現代のピアノで弾くのなら、こう弾きたい、と思いましたね。近藤先生は本当にバッハがお好きなのですね。聴いていて幸せになれた演奏会でした。みなさん、来年はお見逃しなく!!
さて、今年も全国各地でセミナーや勉強会、コンサートを展開していきす。20日(水)は名古屋で、ペダルを効果的に使った発表会おすすめの曲をたくさんご紹介します。 何となくペダル、とりあえずペダルを踏んでしまう人も多いのですが、ステキにペダルを使い分けたいものです。同時、切分、あと踏み、ハーフペダルその他、実際に曲を弾きながらのセミナーなので、ピアノの先生だけでなくピアノファンの方もどうぞお出かけくださいね。
それでは、みなさん、どうぞお元気で!