ピアノランドメイト会員の皆さんに、こんなメールを配信しています

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こんにちは! 樹原涼子です。
今日は、スタッフから「会員向けに週に一度配信しているLioko’s letterを、一般の方にも紹介する機会を作ってはどうか」との提案があり、8月2日に書いたものをwebにアップすることにしました。
一部、一般の方にもわかりやすい表記に書き換えたものをニュース欄で公開いたします。

こんな風に、日々思っていることやスケジュールのお知らせ、勉強やコンサートのお誘いなどを書いています。

興味のある方はどうぞご覧ください。そして、毎週受け取りたいなぁという方は、ぜひピアノランドメイトに入会を!🌈入会案内

 

Lioko’s letter 43 「100年後にも伝えたい❣️」

Dear Friends

 昨日、小原孝さんと樹原孝之介とリハーサルをしました。
 改めての大発見はなんと言っても、音楽は作曲者と演奏者と聴く人、3者の会話だということ。
 
 今回の初演作品を数えたらなんと15曲(追記 16曲でした!)あるのですが、作曲者の考えを小原さんがどのように受け止めてくれたのかがよくわかるリハーサルでした。奏者としてリハーサルする場合は「お互いの解釈を確かめ合う」ことが中心になりますが、フェスティバルのリハーサルの場合は常に初演作品があり、「作者と奏者の考え方を確認し合う場だ」ということ。特に、今年は曲数が多いのでそのことを強く意識しました。
 
 小原さんは、楽譜という限られた情報の中から、いつも、素早く、深く音楽の本質に触れることのできるピアニストです。それは、膨大な経験と磨かれたセンスからくるもので、他の人が一朝一夕に真似できるものではありませんが、これこそが、私が小原さんと演奏し続けてきた理由でもあるなぁと思いました。
 もちろん、「この曲は子どもにとってこういう難しさがあるから狙いはここにある」とか、「ここはこうしてね」とかの希望は伝えますが、小原さんからも沢山インスパイアされることがあります。その、音楽での会話こそが喜びなのです。言葉ではなく、感じ合って演奏するという喜び、曲を理解してもらえた喜び、共に伝えられる喜び、作者の予想とは違うものが飛び出してくる喜び。リハーサルは、玉手箱のようでした。
 
 そして、今回は、連弾組曲集『時の旅』から1曲「ゆらぎ」を、小原さんと孝之介の連弾で聞いていただきます。これまでに小原さんと私、孝之介と私という組み合わせで演奏したことがあるのだけれど、この師弟コンビの演奏はどちらとも異なる新しい解釈で、メチャメチャ納得の素敵な演奏でした。曲の形が新たに彫刻のように浮かび上がって、これは、作曲者としての大きな喜びでした。
 
 「ピアノランドフェスティバル」の意義は、「昔のヨーロッパの曲ばかり弾くのだけがピアノ演奏会ではない、ということを子どもたちや親御さんに伝える」ということも含んでいます。西洋に倣うばかりではなく、東洋の日本という国に生まれた私自身のアイデンティティを持って音楽を作っていく、生み出していく、100年後にも伝えていく、という姿勢を伝えること。それを自ら実践し続けることを大切にしてきました。
 
 今年は、『ピアノランドプラス』というシリーズの第一弾を発表する大切な節目でもあり、子どもたちに、作品を生み出していく意味を伝えられたら、と強く思います。そしてそれが実践されつつあることも嬉しい! 
『即興演奏 12のとびら 音楽をつくってみよう』で伝えたことを、実際に先生方が実践されて、多くの子どもたちが作品を生み出してくれている報告をいただいています。たとえプロになってもならなくても、音楽を作る楽しさを味わえたことは人生の大きな経験、宝となるでしょう。これも、私の考え方を理解してしっかりと活用してくださっている皆さんのおかげです!
 
 8月4日のピアノランドフェスティバル収録はちょうどコロナ第7波と同時期になってしまいましたが、皆さんもどうぞご無事でお過ごしになれますように! そして陽性になった方も症状が軽くすみますようにとお祈りしています。
 
 8月11日からの配信を楽しみにお待ちいただければ幸いです。
8月4日の収録日まで、私も気をつけて過ごします。  樹原涼子
 
 

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以上、会員の皆さんへ週に一度のペースでお届けしている「Lioko’s letter」をご覧いただきました!
年に4回の会報「ピアノランドメイト」発行の他、会員が受講できる様々なクラスがあります。
ピアノランドメイト入会をお待ちしております! (スタッフ) 

入会案内

お問合せ ピアノランドメイト事務局
info1@pianoland.co.jp

 

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