コード塾、新カリキュラムの効果!

今日はコード塾で、受講生の演奏を聴いてとても嬉しくなって、ツイッターに「ミニレッスン1&2」を書いてしまいました。そのことについて、ちょっと専門的な日記になってしまいますが、忘れないように書いておこうと思いました。

 

ミニレッスン。調性のあるものは和声進行を感じて弾く、ということがとても大切です。でも、音が合っていればそれでよしとされてしまうために、機能表現を磨く機会を持てない人が多いのはとても残念。コード塾ではそこを徹底的に磨く。なぜなら、作曲家の意図を汲み取るために必要なことだから。

 
ミニレッスン2。どんな曲にも古典やロマン派のアプローチで取りかかろうとする人がいますが、例えば、全音音階やモード等で描かれた世界にはそれ相応の表現が必要です。その音楽の世界観を把握した上で、どのような質感の音で演奏すればよいか考えましょう。何もかも同じ音で弾かないように。
 
というようなことを、コード塾でみなさんと真剣に勉強しています。頭でわかるだけではなく、それを、実際の音として実現できるようにするのが目標で、今日は、受講生の和声表現力の進化ぶりに心から拍手を送りました。主和音は主和音らしく、属7は属7らしく、それ以外の和声進行も全て、その機能を表して、聴く人にそれをわかるように伝える、というのは当たり前のようでいて当たり前にできる人は限られています。メロディの一音一音の役割にしてもそうです。
 
なんとなくできているつもりのことを、一からやり直すのは大変根気のいることですが、でも、確実に音楽としての魅力が増していくことを全員で実感できているのが驚きです。
 
感覚の問題ではなく、きちんと和声構造を理解して構築していく方法をマスターすると、聴く人にきちんと伝わる演奏になる、ということを出席している全員が認識できており、DVD受講生も出席時の演奏でそれがわかる、というのが凄いと思います。
 
これができるようになると、他人の演奏を聴いて、和声を表そうとしているのか、いないのか、または、表そうという気持ちはあってもまだできないだけなのか、たまたまこの小節だけ失敗したのでは?等の微妙な部分が、そこにいる受講生皆が感じられるようになってきて、この聴く力の発達ぶりに驚きます。ここまで力をつけるのに、月に1回、1年以上。進化カリキュラムをやってよかったと心から思える日でした。
 

残りの半年で、近現代(ミニレッスン2)にも対応できる力をつけていきたいと思います。

 

今日からモードの講義に入り、調性音楽との違いについてしっかりと理解して、各モードによる違いも理解して弾き分けるというところに入りました。この調子で、来年も頑張りたいと思います。

どうしたらこのように変わっていくのか、一言ではここに書けませんが、みなさん確実に暗譜が早くなり(年齢は、中堅からベテランの皆さんです)、アドリブもできるように進化中です。好きこそ物の上手なれ、といいますが、「バッハの平均律1番のプレリュードは大好きで、今まで何度も演奏してきましたが、わかって弾いいているという実感を初めて持つことができました。ハーモニーの移り変わりはなんとなく感じるものだと思っていましたが、今はしっかり意識して演奏できて嬉しい」という方も。

 

この手法をさらに突き詰めて、子供達にも指導できるように開発していきたいと思います。

 

樹原涼子
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