総合文化誌「KUMAMOTO」 樹原涼子の連載最終回! &今号はフェスティバル取材記事も♪

総合文化誌「KUMAMOTO」 樹原涼子の連載最終回! &今号はフェスティバル取材記事も♪

熊本の総合文化誌「KUMAMOTO」(季刊誌)に、昨年秋から4回に渡って寄稿、その最終回が掲載されました。

なんと、同じ号に、あの寺山修司氏と共作で映画のシナリオを書かれていた宮﨑眞由美氏(編集委員)が、熊本でのピアノランドフェスティバルについて取材記事を書いてくださって、しかも、これまでの私の仕事をかなり掘り下げて取材してくださっていて、とても感激しました。

沢山の写真とともに、最後に「この『ピアノランド』世代から、世界的なピアニストが続々と生まれる日も遠くないだろう」と結ばれています。

なんて嬉しい!

 

 

取材記事のタイトルは、〈創造の現場から〉ピアノランドフェスティバル2015

「作曲家の樹原涼子氏が贈る 子供達の感性を磨くための音楽祭」

音楽専門誌や新聞の取材とは異なるスタンスで、文化について深く掘り下げていく雑誌ならではの切口で、コンサートの様子のみならず、ピアノランドメソッドが目指すところを端的にまとめてくださっています。写真も7点も!

 

 

宮崎氏は、「質の高い文化は世界に伝播」という記事を巻頭にも書いていらして、シャンソン歌手のアズナブールが浅川マキの「かもめ」を、フランス語で歌っている例等をあげ、「日本からフランスへ、熊本から世界へ、質の高い文化は自ずと伝播する」と書かれています。

その通りだと思う!

文化は、私達が生み出していくもの、創っていくものだと、ピアノランドフェスティバルや講座等、ことあるごとにみなさんに呼びかけている私にとって、宮崎氏の言葉は心に響くものがありました。

 

写真 2015-09-24 22 02 20

表紙絵画/岡田倬也氏 (熊本の郷土料理、「一文字ぐるぐる」です)

 

熊本という地域から文化を考えていくという方向性は、いつも東京にいて各地に発信しているつもりの人々にとって、目を見開かされるものがあると思います。

自分が住んでいる場所や普段会う人、慣れ親しんだ仕事の中に人は生きているからこそ、違うところからものを見るということがいかに大切か、『KUMAMOTO』の多くの記事から学びました。

日本は広い。世界は広い。そして、ネットの世界は広いようでまだまだ狭いかもしれない。

今回、季刊誌「KUMAMOTO」に寄稿させていただけたご縁に感謝せずにはいられません。

 

音楽雑誌ではなく文化雑誌での連載は初めてなので、新たなテーマを勉強して書くことに決めて、1年がかりで4回、日本におけるこれまでのピアノ文化の発展の様子、問題点、これからの方向性などについて取材しながらまとめました。

偶然にもこれは、今私が企画している「樹原涼子と名器を巡る旅」ともリンクする内容となり、充実した1年となりました。

 

 

『KUMAMOTO』に連載したタイトルと、各巻で書いた内容、概略をご紹介します。

「ピアノで広げる豊かな世界」 (これは、昨夏、NHKのラジオ深夜便に出演したときのタイトルでもあります)

9号 第1回 『ピアノランド』をご存知ですか?

(日本におけるピアノ文化の発展の歴史をシーボルトから現代まで簡単に辿る)

10号 第2回 ピアノは芸術品、工芸品、そして素晴らしい”商品”として発達

(ピアノ産業と文化の関係、ヨーロッパと日本の歩みの比較、昭和30年代のピアノブームがなぜ起こったか)

11号 第3回 明治〜大正〜昭和のピアノブームで、日本文化が得たもの、失ったもの

(音楽取調掛でのスタート、幸田延、久野久について、もしもリストが日本へ来ていたら)

12号 第4回 日本人のアイデンティティを持って ピアノ文化を発展させていくために

(西洋からの卒業のススメ 平成で激変した音楽事情、日本のピアノ文化のこれから)

以上を執筆いたしました。

 

 

【KUMAMOTO】no.10

(こちらは、熊本名物の辛子蓮根!)

 

もし、興味をお持ちいただけましたら、熊本の本屋さんで購入いただくか、バックナンバーもお取り寄せできるそうです。

熊本出版文化会館 熊本市西区二本木3丁目1-28

TEL 096-354-8210

『KUMAMOTO』 定価 ¥800+税

 

樹原涼子
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