ピアノランドフェスティバル2015 録音応募プロジェクトVOL.4 応募要項ができました!

ピアノランドフェスティバル2015 録音応募プロジェクトVOL.4 応募要項ができました!

『ピアノランド』でピアノを学んでいる子ども達のために、著者である樹原涼子とピアニスト小原孝さんが演奏する『ピアノランド』を聴いてもらおう!とスタートしたピアノランドフェスティバル。

おかげ様で2015年の今年は、なんと16回目の開催となります。

今年の夏休みも小原孝さんをお迎えして、名古屋(7/29)、西宮(8/7)、熊本(8/9)、東京(8/21)で開催いたします!

子どもはもちろん、大人も楽しめるピアノランドフェスティバル、ぜひ、カレンダーに印をつけて、お近くの会場にお出かけいただけたら幸いです。

 

毎年工夫をこらして開催してきましたが、ここ数年は子ども達の演奏力アップ、創作力アップを目指して、幼児から高校生を対象に、録音応募してもらい、私が応募者全員にアドバイスを送る…というプロジェクトを行なっています。

いよいよ、その「録音応募プロジェクト」の要項ができましたので、ご覧くださいね!

記事の一番下に、要項と、申込用紙があります。

 

このプロジェクトでは、「ピアノランドの連弾のパートナー」と「作曲」の2つの募集をしているのですが、これらを始めたきっかけについてお話いたします。

 

【ピアノランドの連弾のパートナー募集】

まず、演奏することに関してはすでに様々なコンクールが開催されていますが、子ども達が作曲者本人からのアドバイスをもらえたら励みになるのではないか…と思い、応募者全員にコメントを書いて送るという方法を考えました。

 

「ピアノランド」の3巻までは全曲が連弾、4、5巻にも連弾が沢山ありますから、いろんなレベルを勉強している人が応募できます。

また、日頃の練習では「録音して曲を客観的に聴いて演奏を振り返る」ところまで突き詰めてレッスンすることは少ないと思います。

「応募した子どもは、気に入った演奏ができるまで何回も繰り返して録音をしましたので、驚く程上達しました。日頃から、録音して聴くことは大切ですね」とは先生達の声。

そうなんです!そんな機会を提供することも大きな目的の1つです!

 

そして、とても頑張った子ども達の何人かは、公開レッスンでさらに腕を磨き、さらに選ばれた子ども達は、ピアノランドフェスティバルのステージで小原孝さんか私と連弾の演奏を披露します。

そんな目標を持って、レッスンで録音してみるのは、とてもやり甲斐のあることではないでしょうか。

 

【作曲の録音応募】

また、すでにある曲をいかに弾くか…というだけではなく、芸術に携わる人は、創作についても関心を持ってもらいたいと常々思っています。

 

子ども達にとっての作曲家は「音楽室の壁に貼ってある髪の毛くるくるの昔のヨーロッパのおじさん達」で、とても遠い存在です。同じ時代に同じ空気を吸って生きている私が「ピアノランド」を作曲したということで、“作曲”を身近に感じてくれたら嬉しいとも思いました。

過去の作曲家達のおかげで、私達は素晴らしいレパートリーの数々を手にしているわけですから、次の世代、次の次の世代の人達のために、現代を生きる私達も作品を生み出し、残していきたいものです。

 

子ども達に、“演奏の喜び”の次には“創作の喜び”を経験してほしい! と思いつづけてきましたが、ピアノの先生達は「作曲の指導なんて私には…」と尻込みする方が多く…。

 

もちろん、作曲をしたことも、勉強をしたことも、興味を持ったこともない人が作曲の指導をするのは恐ろしいことですし、そもそも作曲は教えられるものか…という大きな問題もあります。

そこで、遠回りのようではありますが、ピアノランドセミナーの中で先生方に楽曲のコード分析、機能分析の指導をしたり、コード勉強会を各地でスタートさせたり、子ども達対象のワークショップを見ていただいたり、『耳を開く 聴きとり術 コード編』を出版して先生と子ども達の耳を開く方法を提案したり、子ども達に作曲を促す様々なアプローチをピアノランドメイトに連載したりと、先生達に訴えかけるあらゆる方法を考えて、私なりに実践しつづけてきました。

 

一方で、子ども達には、「曲を作るってとても楽しいこと!」と実感してもらえるように、ピアノランドフェスティバルの中のコーナーで、コードネームに親しんでもらったり、メロディを作ってみる遊びを提案したり、難しく考えないで取り組める方法を実践してきました。

実際に、一昨年のフェスティバルに参加したときに初めて作った曲を仕上げて録音応募して、昨年のピアノランドフェスティバルに出演した子ども達が多数いて驚きました! 下記の動画をご覧くださいね♪

きっかけ作りは、本当に大切だと思います。

 

先生達には、「子どもの作った作品にはけして手を入れないこと」と、「思いついた音楽を楽譜にしていく方法を教え、その手伝いをしてほしい」とお願いしてきました。

楽譜に書き起こしてみることで、自分のアイディアを客観的に眺めたり、作曲家の作品を作る立場から眺めることができたりと、このプロジェクトもまた、子ども達にとって貴重な体験であったと、沢山のお礼のメッセージが届いています。

 

〈ピアノランドフェスティバル2014 各地で選ばれた子ども達の作品と演奏〉

熊本、名古屋、西宮、東京、計11人の出演者の演奏です。
画面の中にある「再生リスト」から選んでご覧いただくことができます。

 

 

この記事をご覧いただいたみなさま、応募をおススメしたい方のお顔が浮かんだら、ぜひ、教えてあげてくださいね!

私自身も、高校時代、クラスメートが持って来てくれたオーディションの案内に自作の曲を応募したことで、大きく運命が変わりました。

 
 

【録音応募プロジェクト 要項】

ウェブサイト内のピアノランドフェスティバルのページにも、改めてアップいたしますが、本日は、“時々日記”で先にお知らせいたします。

 

録音応募要項【PDFファイル】
録音応募要項【PDFファイル】

録音応募要項(4p)【PDFファイル】

 

録音応募申込用紙【PDFファイル】
録音応募申込用紙【PDFファイル】



録音応募申込用紙【excelファイル】
録音応募申込用紙【excelファイル】


樹原涼子
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