講談社から文庫化!『ピアノを弾きたいあなたへ』発売です♪
講談社+α文庫より、『ピアノを弾きたいあなたへ』が、2月19日発売です!
これまで、『ピアノの常識』というタイトルで愛されてきたあの本が、文庫化にあたってタイトルも一新、新たないでたちで登場します。
2009年、講談社の人気シリーズ『○○の常識』の中に、初めて音楽が登場するにあたって『ピアノの常識』の執筆依頼をいただき、とても嬉しかったことを思い出しました。
と同時に、正式なタイトルは『いきなり&もう一度 才能以前のピアノの常識』という長いものでびっくり!すでにタイトルが決まっているものを書くという難しさも感じました。
ただ、どんな人にもピアノという楽器の魅力を知っていただきたいという気持ちで取り組み、改めて「ピアノ」の勉強をしたことは、後の私にとっての大きな財産となったのでした。
また、イラストはカツヤマケイコさんという、若く、才能あふれる方に担当していただき、毎ページにあるイラストのおかげで、とても楽しい本になりました。
文庫でももちろん、このイラストはそっくり使われています。
この8年の間に、ピアノ界でも様々な変化があり(電子ピアノ、ミュージックデータ周辺環境)、文庫化にあたって内容を大幅に書き変えたページもあります。
また、もっとわかりやすく!と文章を練り直したり削ぎ落としたり、全文をじっくり見直してパワーアップ、我が子の成長を見るような気持ちで発売日を迎えることができて嬉しい気持ちです。
手の平サイズの軽い文庫本になりましたので、どうぞ、いつもカバンに忍ばせて、音楽の魅力を伝える本としてお側に置いていただければ幸せです!
目次は下記の通りです。
第1章 知って差がつく! ピアノ常識の「新常識」
第2章 楽譜は難しくない! 覚えて楽しい基礎知識
第3章 読んで納得! 楽器の王様・ピアノの選び方
第4章 ピアノが上達するストレッチと身体の使い方
第5章 後悔しない! ピアノ教室の選び方
第6章 もう挫折しない! 素朴な疑問を一気に解決Q&A
そうそう、第2章の楽典のページは、趣味で音楽をする人のために必要最低限のものを「しくみ」から解説してるのでおススメです。
ピアノランドスクールでは、音大を受験したいという場合は別として、楽典はこの本で学びます。
第3章では、電子ピアノとアコースティックピアノの違いをわかりやすく書いているので親御さんに好評、また、世界の主立ったメーカーのピアノについても熱く語っています。(この頃から、今年の新企画「名器を巡る旅」への思いが芽生えていたのでした…)
ピアノを弾く身体作りの視点もとても大切! 第4章のストレッチを習慣にしていただくと、ピアノはもちろん、健康にも役立ちます。
第5章で、挫折とは何か…を書いたところ、読者の方から涙ながらの感動を綴ったお便りをいただき、それだけでもこの本を書いてよかったと思いました。
挫折感を感じてピアノを止める人がないように、多くの教育者に考えていただきたいことでもあります。
本書で音楽の幸せを感じていただけたら幸いです。
文庫化に伴い、単行本は流通しているもので最後、増刷は終了いたします。
『ピアノを弾きたいあなたへ』を、末永く、よろしくお願いいたします!