樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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今年もあと僅かですね。お元気ですか?

 やり残したことはないかしらと一年を振り返る季節、今年はこれで目一杯、体力的にも時間的にもこれ以上はできないかな…と思うくらい頑張ったので、充実感があります。なにしろ、ライブ直前に年内最後のピアノランドメイトを印刷屋さんに入れて仕事納めまでに発送できたし、年末進行の原稿も校正まで終わってホッとしています。あとは、今日中に名古屋の「発表会で弾きたい曲発掘セミナー」(1月20日)のために、ペダルを使ったおススメのピアノ曲のリストを仕上げて(きれいな曲がいっぱい! ぜひいらしてくださいね)、年内最後のレッスン!
 無理をしないギリギリちょっと手前、その加減が難しいのですが、この頃はそれがうまくいって体調も良いので、明日から1週間冬休みが取れそうです。ただ、企画ものの細部をつめたり、大掃除、お節作り、それにお正月はゆっくり里帰りする予定なので、年賀状まで手が回らないかも…。お休みの間は親孝行優先で、熊本の空気を吸ってリフレッシュしてきますので、ごめんなさい、先にお詫びしておきます。

 クリスマスライブでの感想がたくさん届いていて、「1曲目からずっと涙がこぼれていました」「心が解放されました!」「とにかく楽しかったので、ひな祭りライブも行きます」「クリスマスライブ、9回目です。来年も必ず!」などなど、はじめての方から永年のファンの方まで、楽しんでいただけたようで嬉しいです。特に、長い感想やお手紙が増えてきて、客席ではどんな風に受け止められたのか、とても勉強になります。ライブやコンサートは、演奏者だけでなく、そこにいるみんなで作りだしていくものなのだと、感謝の思いでいっぱいになりました。

 明けて1月9日(土)に、春に放映された「ヒミツのちからんど」の再放送があります。NHK教育TV、夕方6時50分から、よかったらご覧ください。

 本年も、たくさんの応援をいただきまして、心より御礼申し上げます。
どうぞお身体大切に、よい年をお迎えくださいね。 

2009年12月29日 樹原涼子
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メリークリスマス! 昨夜はクリスマスライブでした!

 恵比寿のアートカフェ・フレンズは、満員のお客様でぎっしり埋まり、開演前からとても華やいで楽し気な雰囲気。始まる前からウキウキしている私…。 
 今年はここを選んで大正解でした。ピアノも弾きやすく、会場の音がとても自然に響く上、演奏している人にもよく聴こえるのでやりやすいのがひとつ。そして駅から近くてお料理も美味しいこと。お店が画廊でもあり、とにかく素敵な雰囲気であること。そして、お店のオーナーが音楽をこよなく愛していらして,演奏家を育てるプロデューサーでもあることなど…。
 お客様のいつにも増してのあたたかい拍手に包まれて、和やかに楽しくライブが終了しました。年末のコンサートは体力的に大変ではありますが、他の時期にはない特別な思いもあり、ずっと続けてきてよかったなと思います。この一年の出逢いに感謝して、応援してくださったみなさんへの御礼の気持ちをを込めて演奏することができました。みなさま、ほんとうにありがとうございました!

 
 カツヤマケイコさんもご夫妻で聴きにいらしていて、早速会場でつかまえて『ピアノの常識』にサインをしてもらった人も!(いいな〜)実は、私もこの日初対面だったのですが、楽屋を訪ねてくれたカツヤマさんは、若くてきれいで、かわいらしさも兼ね備えたチャーミングな方でびっくり! 私の中のイラストレーターさんのイメージが大きく変わりました。本を作っているときはメールのやり取りだったので、やっとお会いできて嬉しい! 次はカツヤマさんに、何をお願いしようかな。

 今回は、はじめて私のコンサートにいらした方がことのほか多く、ベースの高尾さんが、いつもと違うね、と。そうか、ベーシストはいつも正面を見てプレイしているから、
お客様の顔ぶれがすぐわかるんですね。一度おいでになった方が,次にはお友達を誘ってくださるので、だんだん知らない方が増えて、いつのまにか輪が広がっていくのは本当にありがたいことです。
 来年は2月14日に岡山のルネスホールでバレンタインライブがありますが、そのあと3月3日には吉祥寺のスターパインズカフェで、“樹原涼子とごきげんバンドのひなまつり” をやることが決まったので、なんだかいい感じでライブが続きます。
 アートカフェでまた来年もクリスマスライブを、とご挨拶したら、もっと早くやりましょうと言っていただき、来年はライブの年なのかしら、と喜んでいるところです。
 今年お会いできなかった方とも、来年またどこかでお目にかかれますように!

P.S.  そうそう、ご自分のコンサートを終えてライブにかけつけてくれたバリトン歌手の春日保人さん! ムジカノーヴァの12月号の「バロックを生き生きと奏でる」という記事がとてもよかったので、みなさんにおススメです。バロックの装飾とアドリブについて興味のある方は読んでみてくださいね。

2009年12月24日 樹原涼子
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名古屋のホテルで、朝焼けの空を見ながら書いています!

 12日は、御前崎でのわくわくコンサートのために前泊、主催者や支援者の方々とお食事をして、ごきげんバンドとのコンサートをどんなに楽しみにして企画されたかがひしひしと伝わってきました。
 当日舞台に上がると、会場はマスク姿の人でいっぱいでしたが(インフルエンザで近隣の学校は学級閉鎖が相次いだそう)、無事開催できてよかった!
 前半は「クリスマスには」で始まり「ごきげんな魔女」やピアノランド各巻、「ともだちになりたい」の手話コーラスなど。後半は「紅い月」「光る星があったから」「祈り」など、ごきげんバンド、小原孝さん、絵門ゆう子さんとレコーディングしたものを織り交ぜて演奏。アンコールの「願い〜クリスマスの日に〜」では、会場のみなさんのあたたかい手拍子や歌に包まれて、御前崎市民会館は幸せな笑顔でいっぱいになりました。
 サイン会では、コンサート直後のみなさんの感想が聞けるのがいつも楽しみなのですが、昨日は特に心と心が触れ合った気がして、嬉しい気持ちと感謝でいっぱいでした。大阪、名古屋など遠方からもおいでいただき、ありがとうございました!
 でも、昨日はそこで終わりではありませんでした。なんと、その足で名古屋へ向かい、結婚式のゲストで歌うという荒技!
 というのも、この春ある結婚式で歌った「永き道」に感動した女性から、どうしても自分の結婚式の最後にこの歌を歌って欲しいとのリクエストを頂いたのです。
 その女性は古館さんの報道ステーションでスポーツキャスターをしていた河野明子さんで、ご主人は中日ドラゴンズの井端弘和さん。結局、披露宴のラストなら間に合いそうということでお引き受けして、大役を果たしてきました。
 鍵盤の向こうに見える明子さんは輝くような美しさで、井端選手と並んでお幸せそう。お二人が「永き道」を手を取り合って歩まれるよう願いを込めて歌いました。

 こうして長い一日が終わり、ぐっすり眠って気持ちのよい朝を迎えました。新しい一日が始まります。今日も新しい気持ちでがんばろう!

2009年12月14日 樹原涼子
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クリスマスライブ、完売になりました!

 お元気でお過ごしですか?
 今年のクリスマスライブは、おかげ様で早々に売り切れてしまいました。新聞を見るととっても不景気な世の中だというのに、本当にありがたいことです。
 振り返れば、10年くらい前の私は、たくさんのスケジュールをこなすことで精一杯だったような…。今ではひとつのコンサート、1曲1曲の重みが増してきました。一生懸命、がむしゃら、という時期を経て、感じたり見えたりすることが変化していくのが、人生や音楽のおもしろさでもありますね。今では、演奏する瞬間が、宝物のように大切に、愛しく感じられます。

 13日、明後日の御前崎市民会館でのわくわくコンサートの荷造りをしながら、絵門ゆう子さんが生きていらしたら、掛川近くで「光る星があったから」を歌うことをどんなに喜んでくれたことかと、ちょっとしんみり。

 
 また、会場のある御前崎市は自動車の町で、ブラジルから働きにきている人達がたくさん失業して、今大変なときなのだと聞きました。景気や企業の事情によって私たちの生活は大きく左右されます…。それは、音楽の仕事に携わる人達も同じです。音楽家仲間も、本当に食べていくのが大変!と、みんな必死です。
 苦しいときには、音楽が、芸術が、心を癒してくれる、勇気づけてくれる…と言いますが、聴く人にとってというだけでなく、音楽する人にとっても、音楽は同じように効いていると思うこの頃。「わくわくコンサート」と名付けてくれた、“学びの場わくわく”のみなさんの心をしっかり受け止めて、会場のみなさんとひとつになれたらと思います。
 当日、楽譜はボランティアのみなさんが販売、売り上げは私からのチャリティとさせていただきます。どうぞいいお天気に恵まれて、たくさんの方に楽しんでいただけますように!

 
 それでは、お元気で!

2009年12月11日 樹原涼子
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ごきげんバンドのリハーサル、楽しかった!

 いよいよ御前崎と恵比寿でのコンサートが近づいてきて、5日は2カ所のプログラム合わせて二十数曲のリハーサルをしました。さすがに曲数が多いので、休憩時間もそこそこに、珍しく5時間近くのリハ。つい先日までセミナーや講義の日々だったので、声や、気持ちの準備が間に合うかちょっと心配でしたが、バンドの顔を見たらもう大丈夫! あっという間にコンサートモードに突入しました。みんなの集中力が高いので疲れることもなく、ほんとに楽しいリハでした。
 
  今日のリハーサルでの発見は、バンドのメンバー全員が知らないうちに進化して(それぞれ活躍しているので当然のことではありますが)、どの曲も何か違う、どこか違う、深くなったというか、もっともっと音楽の心を共有できるようになったというか、幸せな変化がありました。そこがわかり合えていれば、あとは本番の流れに任せればいいだけ。自分で書いた曲ばかりですが、演奏される瞬間に生まれて来るものに、またインスパイアされる感覚がたまらない、とても幸せな時間でした。
 それは、自分の歌にも言えることで、ここはこんな風に歌ったことがない、という、新たな自分の声や表情にも出逢えて、なんだかおもしろい一日でした。

 23日のアートカフェ・フレンズでのクリスマスライブのチケットは、ごく僅かしか残席がありません。ゲットできなかった方は、どうぞ13日の静岡県御前崎市民会館の方へいらしてくださいね! こちらはまだチケットが手に入ります。
 御前崎では、じっくりボーカルを聴いていただく他に、ピアノランドの曲をバンドで演奏するコーナーも作りました。また、2年前の国立でのレクチャーコンサートで、ごきげんバンドの海沼さんと中村さんに、連弾でピアノランド5巻の「哀しい戦士」の連弾をしていただいたとき、あまりにもパワフルでノリがよくて、音がきれいでかっこよくて、ピアノの先生達に感激されたことを思い出して、今回も二人に弾いていただきます。それから、「ともだちになりたい」の歌詞にブラジル語も入れて、会場のみんなと手話で合唱する予定です。 
 
 こうして、ピアノランドの別の顔も楽しんでいただきつつ、樹原涼子とごきげんバンドの演奏もじっくり堪能していただければ幸いです。

 慌ただしい年の暮れ、みなさんご自愛ください!

2009年12月 6日 樹原涼子
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