手袋、マフラー、ブーツ、カイロ、いろいろ手放せない季節ですね。
24日の大阪でのバロックのセミナーでは、「バロックって自由で楽しい音楽だったんですね!苦手だったのに弾きたくなりました」よかった!
また、翌25日の発表会の曲発掘セミナーでは、「邦人作品にもこんなにいい曲がたくさんあるんですね。早速生徒に弾かせてみます」よかった!
コンサートではなく、解説しながらの演奏はなかなか大変ですが、生でこそ伝わるのがセミナーのよさだと改めて実感した2日間でした。
そして、26日は約3年前に卒業したマスターコース9期生の同窓会。とはいっても、午前中はみっちりと『ピアノの常識』の中で紹介したピアノのためのストレッチのレッスン、さらにひとりずつ脱力、手のフォームや音色のチェック、早いパッセージのための指のトレーニング、そしてみなさんのリクエストで「ともだちになりたい」の合唱タイム。
みんな卒業後にかなり復習をしているようで、3年前よりフォームも音色もよくなっていて嬉しい。そして、丁寧にストレッチした後にはかなり脱力が上手くできることも実感してもらえたので、次の同窓会までに毎日ストレッチと手のメニューをやって、ピアノも上達した上に、さらに美しくなっていましょうね…とお約束!
ランチタイムはみんなでよく出かけたフランス料理屋さんで、いつもよりリッチなメニューでゆっくりと楽しみました。欠席の人からも幹事さんがメッセージを預かってくれていて、 時は流れても、ピアノを愛する気持ちでみんな繋がっているんですね、本当に嬉しい一日でした。
でも、戻るや否やムジカノーヴァの原稿の続きを書くも疲れて眠ってしまい、翌午前中にやっとのことで仕上げました。今回(1月号)は、休符を聴くための聴きとり術4題。
29日は、マスターコースの10期生の有志による自主コンサートが開催されました。バリバリのクラシックから、自作曲や弾き語りまで、さすがマスターコース卒業生のプログラムはノンジャンルで華やか! 卒業生のその後の活躍ぶりも嬉しく、聴きにいきたかったのですが、この2週間のスケジュールがあまりにタイトだったために断念…残念です。きっと盛り上がったことでしょう! みんな本当におめでとう!
来年1月は、コード塾2期生の同窓会も予定されていて、長いスパンで受講生とかかわっていける幸せを感じています。全国各地で開いてきた勉強会受講生や卒業生のみなさんとも、交流会ができたらいいなと思うこの頃です。それにしても、ピアノの先生って、なんて勉強熱心なんでしょう!
それでは今日はこの辺で。みなさんお元気で!
マスク姿の方が増えましたね。お元気ですか?
先週はマスターコースとコード塾&講師の研修が続きました。受講生も頑張っていますが、私も猛勉強の日々が続きます。他の人に勉強をおススメするのですから、本人も頑張らないと…。
昨日は大阪でのバロックのコード分析のセミナーを終えて名古屋へ。今日はこれから発表会の曲発掘セミナーの第2回、「様々なタッチを使い分け “音色”で表現する曲を学ぶ」セミナー。どちらのセミナーも楽譜をたくさん使うので、持ち運びも練習も大変!二日分重ねると30cm位の高さになるので(もちろん宅急便で送るのですが)、なんで二日続けちゃったんだろう…と、今思っても遅いのですが。
ただ、セミナーが終わってみなさんに喜んでいただけるのが嬉しい。終わりよければすべてよし! 大阪でも、初めて私のセミナーに来てくれた人が大勢いて、本当によかった。今日のセミナーも、いろいろな作曲家の曲をたくさん聴いていただけるので楽しみです。みなさん、邦人作曲家の曲を、もっともっと弾きましょうね。
「音楽はすごい!」と思ったのは、日曜日にあった高校の音楽クラブの同窓会。みんなで飲食するだけではもったいないから、楽器の弾ける場所で演奏しようと提案したら、出席者倍増でたくさんのバンド演奏を聴き合うことができました。あこがれてた先輩やなつかしい仲間、そして後輩たちとタイムトリップした一時は本当に楽しいものでした。そして、15分間の“ぎりしゃーず”復活ライブは、私にとってかけがえの無い時間となりました。
きっと、大人になってそれぞれの人生の苦労も味わって、人間の深みが増したからでしょうか、どのバンドも演奏するときの輝きが、昔より増したような気がします。何十年もの時をとび越えて、みんなの気持ちがひとつになれて、音楽ってほんとうにすばらしい!
12月13日と23日のコンサートでは、この気持ちを忘れないで演奏しようと思います。
みなさんも、年末に向けて何かと用事の多い毎日をお過ごしのことと思います。どうぞお身体を大切に!
東京は朝から激しい雨。雨の日も楽しい気持ちで過ごせるといいですね。
年に4回発行しているピアノランドメイトの秋の号を、やっと出すことができました。9月から書いていたのになかなか仕上がらなくて苦労しましたが、本格的な冬になる前にできてほっと胸をなで下ろしています。
今回は、長めの子育てエッセイ(仕事と家庭を両立させるには…第25章)、ピアノランドフェスティバルのアンケート特集、冬のコンサートやライブのお知らせとともに、今年3月のひな祭りライブのレポート(音楽ライターの藤井美保さんの取材記事)、みなさんからのお便りなど。
ピアノの先生を中心にしたピアノファンのサークル、ピアノランドメイトはもう16年半も続いています。昔から、みじん切りや編み物やバーレッスンなど、地味なことをコツコツ続けるのが大好き。ひとつひとつは小さいけれど、振り返ったらいつの間にか形になっていることが嬉しい。作曲も原稿も、創作活動の根っこは地味なことの繰り返しの上に、花が咲くようなものかな、と思います。
この1週間は、マスターコースのいろんな期の卒業生がレッスンに来たり、活躍を報告に来たり、外で会ったりと、嬉しいことが続きました。仕事の打ち合わせや、勉強に出かけた先、プライベートコンサートでも新しい出逢いがあったり、人と会うことの喜びがいっぱい!
書斎にこもって考える時間も貴重ですが、人と会うことでしか得られないことも多いですね。最近、「会う人はみな自分の先生だ」という言葉の意味が、ちょっとわかる気がします。
あ、嬉しい報告をさせてくださいね!
『ピアノの常識』の本が増刷になりました。実は、8月の出版以来、帰宅の遅い我が子の帰りを心配する親のように気を揉んでいたので、本当に嬉しいです。
先日は匿名でお便りが来てドキドキして読んだら、134ページの「Q. 子どもの頃挫折した。また挫折してしまうかも?」の項を読んだら自分のことでした、本当にありがとうございます…という熱い御礼の手紙でした。手紙を読んで、挫折感というのは何年も何十年も心のなかに沈殿して尾を引くのだと、改めて先生や親の接し方の責任を思いました。私の本を読んで挫折感が払拭されたなんて、こんなに嬉しいことはありません。
嬉しいことばかり書きましたが、悲しいことや悩みがないわけではありません。でも、心の中のどこにスポットを当てるかで、そのあとの状況が変わっていきますね。よい方に進むためには、マイナスの方にスポットを当てないことも大切だと思うこの頃。え、年の功? いえいえ、本番の心構えと同じなんです。
それでは、あなたのステキなところに、嬉しいところにスポットを当てておすごしくださいね。お元気で!
オイルヒーターをつけて、ああ冬が来る!
あっという間に11月になってびっくり。いつも、この頃から時間にターボがかかってくるんですね。みなさんはいかがお過ごしですか?
私は、10月24日にピアノランドスクールの発表会、26日には国立音大での2回目の特別講義、それからは年末年始のコンサートやセミナーの打ち合わせ、新しい企画など、気がついたら2週間がたっていました。
今年の発表会は、まだピアノを弾かない幼児の歌やハンドベルから、自作曲を披露した生徒、弾き語り(ピアノランドはもちろん、The Four Seasons ベスト・セレクションの曲に挑戦!)を立派に聴かせた生徒、小品を磨き上げた小学生、息のあった連弾を披露したペア、大曲に挑んだ大きい生徒と、バラエティに富んだプログラム。生徒達には、ゲストに迎えたソプラノの鈴木江美さんが、演技をしながら歌ってくれたのも、とても刺激的だったようです。
日頃から本番を意識したレッスンをしている成果大で、 どの生徒も本番が一番よくできました。一人でステージに上がって大仕事を成し遂げた自信から、 みんなキラキラと自信を持った瞳で、記念撮影!
新米先生の頃にはこんな発表会はできなかったな〜と、苦労した頃を思い出します。
どんな小さい生徒でも、“はじめからよい音を”をモットーに、脱力した腕で、筋力のあるつぶれない指でいい音を奏でられるように育てれば、ステージの上でも自分の音を聴きながら音楽的に弾くことができます。美しい音は、お客様も自然と耳を傾けてくれます。だから、発表会の会場はコンサートのように静かです。
国立音大のピアノランドメソッドの授業で、これからピアノの先生になろうとしている学生達を見ながら、「自分の演奏技術も、教える技術も、コミュニケーションの技術も、勉強すればどんどん磨かれていきますよ!」と、心から思いました。誰でも素晴らしい可能性を持っているし、夢は叶えられる! まだまだ演奏で訴えかける力は弱いけれど、今年の学生達はとても見所がありました。メソッドの内容だけでなく、音楽家として生きていく姿勢のようなものも伝わったら嬉しいなと思います。
さて、私も教えているだけでなく、自分の音楽にもたっぷり時間を使わなくては!
演奏以外の仕事とバランスをとるのが難しいけれど、コンサート活動は私の生き甲斐でもあります。12月13日の御前崎市民会館でのわくわくコンサートのために、プログラム構成を練って新曲作りや練習もしなくては。
地元のピアノの先生や、ハンディキャップのある子どもたちを教育支援する“わくわく”のみなさんが、4年ぶりに企画、主催してくれるコンサートなので、みんなの思いをひとつにしたコンサートにしようと、頑張っています。静岡の方、ぜひ聴きにいらしてくださいね! 子どもも大人も楽しめる、フェスティバルとはまた違ったテイストです。
地方ではなかなかできないごきげんバンドとの共演、おススメです。
うってかわって、12月23日のアート・カフェ・フレンズでのクリスマスライブは、お洒落に、ドラマティックに樹原涼子の世界を存分に楽しんでいただく予定です。チラシができたのでご覧くださいね。こんなイメージのコンサートです。こちらは、80席限定なので、お早めにゲットしてくださいね。
それでは、みなさんどうぞお元気で!