樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


<< | >>

東京芸術劇場、フルオケで歌ってきました!

 8月2日は、ゲーム音楽の祭典PRESS START 2009 の昼夜2公演、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団で「花」を歌いました。31日のリハーサルでオーケストラと共演する素晴らしさを味わい、当日を楽しみにしていました。
 なにしろ、プログラムがすごくて、これだけの企画を実現するのはどんなに大変なことかと、5人の企画者とプロデューサーの方々に敬意を表して楽屋へご挨拶に伺うと、みなさんほんとに楽しそう。そう、夢を形にするのは楽しい! 5人の中で指揮の竹本泰蔵氏以外は初対面、植松伸夫氏、酒井省吾氏、桜井政博氏、野島一成氏のみなさんに、「花」をどんなに楽しみしていたか、またリハーサルで感動した、と言っていただいてとても嬉しくなりました。
 いつもは2時間出ずっぱりで、「花」を歌うのはたいていラストかアンコールで声ものってきたところなので、1曲だけ歌うために1日中スタンバイしているのも、それはそれでなかなか大変。昼の部では、出のタイミングがよくわかっていなかったので、舞台中央に立ったまま他の方の話がいつ終わるのかわからず、どぎまぎしてしまいましたが、夜の部では心の準備をして歌うことができました。満員の芸術劇場でオーケストラと共演で「花」を歌える幸せに感謝しつつ、会場のみなさんと一緒に濃密な4分間を過ごしました。
 ギターの窪田晴男さん、後藤貴徳さんが、袖で、「すごくいい曲ですね。入り込んで弾きましたよ」とあったかい笑顔で、そして録音スタッフで来ていたのが偶然にも「花」はもちろん私のアルバム全ての録音をしている岡部潔さんで、「涼子さん、やったね」と熱い握手。楽屋には素晴らしいオーケストラアレンジをしてくれた外山和彦さん、ゲーム『俺の屍を越えてゆけ』の原作者である桝田省治さんも来てくれて、なんだか同窓会のようなステキな1日でもありました。

 
 翌日からフェスティバルのツアーに行くので、打ち上げに行くのを一瞬迷いましたが、今日の出逢いは今日しかないのでしっかり参加してきました。ピアノの江原啓太さん、三味線と尺八の HIDE-HIDE さん他、ゲーム関係のみなさんも。みなさん、本番が終わって緊張が解けていい顔! 

 
 あとで聞いたら、“俺しか”のサントラ盤は売り切れ、「花」の別テイクが収録されている”The Four Seasons” の もたくさん売れたそうで、この曲を気に入ってくれた人がたくさんいて嬉しい。みんなも、歌ってください! カラオケだけじゃなくて、ぜひ自分でピアノを弾いて歌ってみてください! リットーから出ている楽譜 “The Four Seasons ベスト・セレクション” の中の易しいバージョンなら、大人になってピアノを始めた人でも弾けるはずです。

 思えば、30日は母校武蔵野音楽大学での社会人夏期研修講座で講義をするという大役を果たし、PRESS STARTが終わった3日は小原さんとリハーサル、5日からは3連続でフェスティバル…。怒濤の1週間の前半は終わりました。また、週末には報告ができるかな。頑張って行ってきます!

 オーケストラの「花」を聴けなかった方、フェスティバルの中で小原孝さんの超豪華なピアノで歌う「花」を聴きにきていただけたら幸いです!

2009年08月 4日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク











過去の日記