樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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お元気でお過ごしですか?

 18日は名古屋で、シリーズ最後となるロマン派のピアノ曲のコード分析セミナーでした。シューマン、ショパン、ブラームスを演奏しながら解説した他、ピアノランド5巻のポリフォニー曲「ふたりのカノン」を、原曲のバロックスタイルから、古典、ロマン派、現代風ジャズスタイルと変身させて、時代ごとの和声変化の特徴を味わってもらいました。
 シリーズ4回にわたってヨーロッパの歴史、社会の変化がピアノ曲にもたらした影響をダイジェストでお話したのも好評で、音楽史や歴史が苦手という先生方に喜ばれました(笑)。
 毎回、たくさんの方が熱心に耳を傾けてくださったおかげで、とても充実して終えることができました。秋から、また4回シリーズで名古屋に行きますから、待っててくださいね!

 20日は東京でコード塾
 今回のクリニックでも、感動のシーンがありました。こんなにも和声変化を感じて心に届く演奏ができるようになって…。約2年の勉強の成果は大きいです。
 知識の切り売りではなく、「できるようになってもらいたい!」という切なる願いがコード塾を始めた原動力なのですが、まっさらな心で吸収してくれる方は音がどんどん変わっていって、本当に嬉しい。
 いよいよ、東京以外でのピアノランドコード勉強会もスタンバイ。そして、もちろんピアノランド勉強会も各地で募集中です。春なんですね!

 20日夜、21日はひな祭りライブのリハーサル。
 今回はギター2台をバックに、くーこさんとハモる曲が2曲ある他、いろいろな楽器編成でやるのと、パーカッションがバンドと初めての共演(「ヒミツのちからんど」に出演していただいた伊勢友一さん)、さらにリハのたびに私が新曲を持っていくので、なかなかハードです。でも、本番までにあともう1曲書きたい、なんて思っている自分が怖い…。
 今回はゲーム作家で今は作家としても活躍中の桝田省治さんが詞を書いてくれた「朝まだ来」と、彼のゲーム『俺の屍を越えてゆけ』の主題歌「花」を演奏するので、桝田さんも久しぶりに来てくれるとのこと。お会いするのが楽しみです。

 リハーサルから帰ったら、2ヶ月ぶりくらいにテレビを見ました。そうです、2月21日の「ヒミツのちからんど」。ご覧になった方、いかがでしたか?
 番組では使われなかったけれど、4人の子どもたちは、和音を弾くだけで苦労したり、いい考えが浮かばず暗くなったりもしましたが、後半波にのってからは笑顔いっぱい。タケカワさんがおっしゃっていたように、子どもたちも作曲しながら、何度もワクワクしたり大喜びしたりしながら、少しずつ形が出来上がっていく“創作の喜び”を感じていました。いい感じのコード進行やフレーズが浮かぶと「自分で作ったなんて信じられない!」と目を輝かせたり、スタジオでプロと演奏したあと胸がいっぱいで目を潤ませていたり、その様子を見ている私も幸せでした。
 放映後、父から「あれなら私でも作曲できそうな気がする」と上機嫌で電話があったので、普通の人が“作曲”に親しみが持てたのならよかった、と一安心。指導法をつぶさに見たいピアノの先生は、また、セミナーでじっくりご覧くださいね。
 それから、みなさんの感想もぜひ教えて下さいね!
 では、お元気で。


P.S.「ヒミツのちからんど」再放送は28日 (土)AM10:05からです。

2009年02月24日 樹原涼子
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新幹線で名古屋に着いたら、寒い!まだまだ冬でした!

 16日、熊本でのマスターコースは、やっと受講生のやる気が前面に出て来て嬉しい! 残すところあと1回の講義となった今、内に秘めた情熱が表に出て来た感じです。ピアノランド5巻ともなると実はかなりの難しさで、ピアノの先生にはピアニストのように弾いてもらいたいので、要求するレベルも高いのです。みなさん、本気で練習に取り組んでいるのがわかります。

 どんな職種でも、プロになったあとに努力をしたかどうかが問題なのだ、とつくづく思います。自分を磨いたり、自らに投資したりすることで誰かの役に立って喜んでもらえるようになったら嬉しいし、それが自分やまわりの人の幸せにつながっていったらどんなにいいでしょう。一朝一夕には身につかないことを、たくさんのピアノの先生と一緒にコツコツと勉強していることが、とても幸せに感じられます。

 このところ、「ピアノの先生を紹介してください」ではなく「ピアノランドを上手に教えられる先生を紹介してください」との電話が急増中。塾や習い事を厳選して、費用対効果をシビアに考える親御さんが増えてきているようです。でも、それは子どものためにはいいことなのかもしれません。習いに行っていれば安心、ではなく、何をどのように教えてくれるかを問題にして先生を選ぶ人が増えれば、勉強している先生にとっても朗報です。

 昨夜自宅で一泊後、今日17日は名古屋へ。家を出る直前に小原孝さんから、ギロックの新しいCDが届きました。戻ってから聴くのが楽しみです。クリスマスには阿久悠さんの曲を集めたステキなCDを出されたばかりなのに、相変わらず精力的な活躍です。

 名古屋に着いてすぐ、秋からのセミナーの企画を打ち合わせがてら夕食。そしてホテルで3時間、明日のセミナーのための勉強。
 明日はロマン派のコード分析でシリーズ最終回で、いよいよ全体を見渡して時代ごとの和声の特徴が実感してもらえるのでがんばろう!

 それから、先日書き忘れていたのですが、タケカワユキヒデさんが21日の「ヒミツのちからんど」のゲストで「作曲家からの一言」で登場!作曲するときの気持ちをとてもよく表わしてくださっていて、私も全く同感です。長いことお目にかかっていないけれど、「ゲストにタケカワさんを!」とお願いしてよかった! 放送が終わったら、御礼に行かなくては。

 それではみなさん、21日(土)のPM6:50にNHK 教育テレビで!

2009年02月17日 樹原涼子
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毎日の温度差が激しいですね。 お元気ですか?

 先週発送したピアノランドメイトの反響が、各地から届き始めました。もちろん今までも本気で執筆してきましたが、この頃ではなお一層、ピアノ教育において提案していきたいことが次から次へと溢れてきて、情熱を持って書いています。それが伝わっているようでとても嬉しい!  
 お便りには、ピアノランドを勉強してから具体的にレッスンや生徒がどう変わったか、自分の演奏にどう役立ったかというものが多いのですが、先日は、病院の無菌室の中でピアノランドメイトの 「誌上コード塾」や「1曲マスター講座」を勉強してどんなに励まされたことか…とのお便りをいただきました。きっと、いつでも勉強できると思っていてなかなか出来ないでいる人も多い中、病気になったことで、今という時間を大切に過ごされているのかもしれません。返事を書きながら、励まされているのは私の方だとつくづく思いました。何回も読み返しては勉強している人がいる、それを励みに、またコツコツ書いていこうと思います。

 このところ、春から開講する各地の勉強会に備えて、研修、資料づくりなどに精を出しています。何年もあたためてきた「コード勉強会」は、本当に楽しみです!
 また、6月開講の、「樹原涼子のコード塾」3期生の予約もスタートしました。桜の咲く春を待ちながら、内容に思いを巡らせるこの頃です。

 そうそう、NHK教育テレビの「ヒミツのちからんど」の放映が近づき、先週は完成台本のチェックをしました。台本を何回も作り直す過程にはおつきあいしましたが、編集後にも、編集した内容の完成台本を作るのですね! びっくりしました。
 完成台本を見ると、時間の都合でカットされたいいシーンがたくさんあって、ディレクターさんと 「本当は2回の放映にしたかったですね…」と今更ながら話しましたが、年末に私のスケジュールが1回分しか取れなかったので仕方ありません。とはいえ、コードネームに初めて出会う小学生にわかるようにと、最後まで練り上げた編集だと自信を持っていらしたので楽しみです!

 昨日はひな祭りライブのリハーサル。乾燥や喉の使い過ぎで心配でしたが、声もよく出て、新曲もなんとかなりそう。終わったらさすがにぐったりしてしまいました。「レッサーピョン」のリハーモナイズバージョンに悩んでいていろいろ試していたら、プロデューサーに褒められて光も見えたし、ちょっとだけほっとしています。
 3月1日のひな祭りライブまであと2週間。その間,16日マスターコース熊本、18日名古屋でロマン派のコード分析セミナー、20日コード塾、24日大阪でコードセミナー、26日マスターコース。どうか元気で廻れますように!
そしてたくさんの方との出逢いがありますように!


P.S,
プレピアノランド1、2のミュージックデータがしばらくの間品切れしていたそうですが、増刷されました。すべてのデータは注文に対応できるそうです。お問い合わせが多かったのでお知らせします。

2009年02月14日 樹原涼子
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もう、花粉も飛んだとか!節分も過ぎて、春が近づいてきたようですね。

 先週、ピアノランドスクールの小学校1年生から中学生までの生徒を4組に分けて、「ヒミツのちからんど」でやったコードで作曲のグループレッスンを行いました。低学年の生徒はアルファベットを書くだけでも大変ですが、それでも1時間少々で自分の気に入ったコードの流れをみつけられた子もいて、嬉しそう!
 小1の男の子は、お母さんがお迎えに来てもやめないで、ずっとつづきを書いていました。自分でコード進行を考えるのは楽しいんですね、きっと。これで病み付きになったかも…。
 もちろん、スタートは先生の手助けが必要ですが、子どもは自分でおもしろいと思えば、どんどん自分で伸びていきます。きっと、次のレッスンまでにいろんなコード進行を発見してくるのでは、と楽しみです。
 来週の土曜日、21日の放送を見て、たくさんの子どもたちがコードネーム、ハーモニーに興味を持ってくれたらいいな思います。

 ピアノの先生方向けには、4月2日に国立楽器で「子ども達の創造力をひきだすピアノ指導法〜レッスンに作曲を取りいれてみませんか?」というセミナーを開きます。こうして、番組をきっかけに、ピアノの先生方に、またひとつ新しい提案ができるのは嬉しいことです! このテーマも奥が深いので、続けて掘り下げていきたいと思います。

 さて、今週末はひな祭りライブのリハーサルです。ライブ前半は、垣内磯子さんの『春の通信簿』という、子育ての折々の気持ちを綴られた詩集をテーマに、子どもと自分自身の成長を重ね合わせるようにストーリー仕立てでお送りすることに。
 輝くような春の光を待つ「朝まだ来」「子ども達へのバラード」フェスティバルで人気の「レッサーピョン」のリハーモナイズバージョン、「君は君のままで」青木純子さん作詞でhara hara 倶楽部のCDより「流れかけの星」、クリスマスに初演した「船出する君へ」などなど。
 後半は、垣内さんとのトークでスタート、絵本に触発された魔女シリーズの新曲たちを楽しんでいただきます。そしてリクエストの多い「ティンカーベル」「光る星があったから」「愛する者たちよ」「花」、垣内さんのリクエストで「愛をとめて」などを予定しています。
 
 なんでも、こうして企画しているときが一番楽しくて一番苦しい…。でも今回は、とびきり元気で豪快な垣内さんと電話で打ち合わせをするたびにパワーをいただいています。そうそう、もちろん垣内さんの素敵な絵本はライブでもサイン会をしていただきますが、ライブの予約をされた方へ本のプレゼントをくださるとのこと!本当に嬉しいです。ちらしを作るときには決まっていなかったので、ここでお知らせいたします。(数に限りがありますのでお早めに!)
 それでは、みなさんどうぞお元気でお過ごし下さいね!

2009年02月 8日 樹原涼子
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