樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


<< | >>

こんにちは!

 秋晴れの文化の日、久しぶりにオフィシャルな予定がなく、自宅でゆっくり過ごしています。お元気ですか?

 前回は10月27日の徳島でのセミナーの 直前にホテルで書いていたのでしたっけ。徳島の町はどこにいても空が広くて、吉野川のゆったりとした流れを眺めながら深呼吸。映画のロケが続いているそうで、なるほど、と思います。

 今回は新刊の「ピアノを教えるってこと、習うってこと」をテーマに、ピアノ教育の原点、あり方を考えるセミナー。先生たちと問題意識を共有できて、あたたかい気持ちで終えました。さっそく、12月か1月には勉強会も開講できそうです。

 東京から離れた人口の多くない地域では、どうしてもセミナーやコンサートの数も少なくなってしまいますが、それがそのまま生徒たちにとってのハンディにならないようにするためには、先生が勉強するしかありません。遠くまでセミナーにでかけたり、勉強会を開講することの大きな意義を改めて感じます。

 10月30日は高岡で、31日は金沢で(非公開)「プレ・ピアノランド」のセミナー。前日夜、富山空港から高岡までのバスの乗客は私ひとり、貸し切り! 高岡ではお一人の方を除いて私のセミナー初体験ということで、“二段階導入法”の話にみなさん驚かれたようでした。参加者の半数以上の約30名が勉強会希望と、ものすごい意欲に感動した旅でした。また、次の機会が楽しみです。

 翌日は金沢。金沢駅の斬新なデザインにびっくり! セミナーでは、連日の過密スケジュールとホテルでの長時間執筆のせいか、いきなり咳が止まらず、本当に困りました。水を飲んで立ち直ってからは大丈夫でしたが、気をつけなければ…。ここでも、初めてお会いする方が多く、「ピアノランド」は使っていても、「プレ・ピアノランド」や「たのしいテクニック」を併用している割合は低く、メソッドとして使いこなして効果が上がることを願って話をしました。

 こうして、いろいろな所を続けて訪れると、その地域でのピアノ教育の現状がわかるのでとても勉強になります。地域によっても先生方の悩みは異なり、私が伺うことで少しでもその悩みに寄り添えれば、と思います。

 今回の旅で嬉しかったのは、10年近く前にセミナーでお世話になった方と再会して励ましていただいたことです。まだ発展途上だった頃の私が、今はメソッドを体系にして、本を書き、15周年のフェスティバルを開くところまで来たことをとても誉めてくださって、「せっかく5ヶ所でやったのなら、大変かもしれませんが続けることも大切ですよ」と、貴重なアドバイスをいただきました。
「来年は東京だけ」と一旦決めた心が、ぐらぐら揺れ始めました。どうしよう…。
15周年だから頑張れたような気がしていたのですが、待っていてくれる子どもたちがいたら、手伝ってくれる仲間がいたら、また出来るかしら…。

 この件に関して、みなさんからのご意見をメールでいただけたら幸いです。お待ちしています!

 お元気で!

2006年11月 3日 樹原涼子
はてなブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録 Buzzurlにブックマーク











過去の日記