暑中お見舞い申し上げます。
お元気ですか?
台風の影響で飛行機が飛ぶか心配しましたが、福岡、熊本公演を終えた8日の夜の便で、みんな無事に東京へ戻ってきました。福岡も熊本も思ったより暑くてびっくり!!
今日は中一日休んで、明日へのエネルギーを蓄えているところです。
7日、福岡アクロスシンフォニーホールのフェスティバルでは、打ち合わせの時に4台の中からじっくり選んだ甲斐あって、ベーゼンドルファーのピアノがご機嫌。小原さんも私も、ピアノが応えてくれるので、ますます演奏に熱が入りました。同じ曲でも、その日、その会場ごとに演奏が変わるのは、やっている本人たちにとってもおもしろいことです。
九州の小中学校には、夏休みに平和教育のための登校日がある地域があることを知らず、ちょうど福岡の日に重なってしまったのが残念でしたが、それでも約500人もの人が来てくれました! ホールを予約する時には、その地域の行事もリサーチしなくてはと勉強になりました。
今回は5ヶ所のツアーなので、東京の人が里帰り中に福岡に来てくれたりという具合に住んでるところ以外で聞いてくれる方も多く、各地でやるメリットも大です。
8日、熊本 益城町文化会館のフェスティバルでも、クリアでパワフルなベーゼンドルファー。行く先々でピアノもホールの響きも異なる中、毎回、地元の調律師や音響スタッフとベストを尽くして本番に臨みますが、ツアーを追いかけるとその違いも面白いようです。プロデューサー氏は、音響のつくりが名古屋ではノスタルジックであたたかみがあり、大阪では近代的なイメージ、福岡はゴージャス、熊本は落ち着いて深みがあるとの感想。多くのホールでは反響板を使うと照明が限られてしまう中、熊本では曲に合わせてバックに色を入れてもらってお客様も楽しめたようです。(演奏しているとあまり見えないのですが)
個人的には、熊本は故郷で両親や親戚一同、友人も来てくれるので、気合いが入りました。実家にも寄れない忙しいツアーでしたが、熊本でもフェスティバルができて本当に嬉しく思いました。
各地のコンサートで、福祉施設の子どもたちを招待してきましたが、熊本でも慈愛園の子ども達が来てくれて嬉しい笑顔を見せてくれました。また、2年前に熊本いのちの電話のコンサートのために書いた「窓をあけてごらんなさい」を hara hara倶楽部で披露できた記念に、熊本会場ではポストカードの売り上げからいのちの電話に寄付することもできました。音楽で喜んでいただける幸せをしみじみありがたく思います。
明日はフィナーレで、いよいよ東京のフェスティバル。ここだけ、ピアノランドチクルス(全曲演奏会)の続きで別プログラムなので、気持ちが引き締まります。それにしても、各地で真っ赤な“ピアノランドスタッフTシャツ”を着てかいがいしく動き回ってくれたピアノの先生方には、お礼の言葉もありません。小さい子どもが多い会場で事故もなく、おかげさまでいろんな進行がスムーズにいきました。『ピアノランド』を支えてくれる輪がこんなに広がってきた感激でいっぱいです。みなさん、ありがとうございました!
それから、出来たての本「ピアノを教えるってこと、習うってこと」をお読みになった方、どうぞ感想をメールでお寄せください! いくつかはこのページでご紹介させていただければと思います。
それでは、明日、大井町きゅりあん大ホールでお会いしましょう!