まだ梅雨明けしないところもありますが、ミンミンゼミと西瓜の夏がやってきました!
お元気ですか?
今週は、“ピアノランドの世界”のリニューアルDVD”の見本が届きました。フェスティバルに間に合うかどうか、細かい作業で途中大変な思いもしましたが、関わってくれたスタッフ全員の努力の甲斐あって、期日までに美しく仕上がってきたので感激です。パッケージもパンフレットもビデオのときより見やすくなって、内容を確認したスタッフが「やっぱりDVDはいい!」と、とても喜んでいました。
どんな作品も、製品になるまでのプロセスのどこかで、誰かが手を抜いたり、力やセンスがなかったり、あるいは愛情がなかったりすると…「出ちゃう」んですよね。だから、直接会うことのない、工場や印刷屋さんなどで働いている方にも、どうぞこの想いが伝わりますように、誰もが気持ちよく仕事が進みますようにと、祈る毎日でした。
8月1日からの本番が近いので、事務所はチケットの申し込みの電話や諸々の打ち合わせでみんな大忙しです。でも、なぜか大阪と福岡の売れ行きが心配で、「当日券でどっと来ますよ」と言われても、やっぱり心配なので、新聞広告を出すことにしました。大阪は条件が合わず、諦めたのですが、福岡は28日の西日本新聞の夕刊に大きな案内を出しました。大急ぎでかわいい広告を作ってくれた代理店の人にお礼の電話をしたところ、「広告作りながら、みんなで行きたいねって話してたんです。楽しそうですね」とのこと。翌日、改めて4人で来てくれると連絡があり、読者より先に効果があったとびっくりしています。縁って不思議なものですね!
こんなさなかに、 ムジカノーヴァ9月号の連載では「ピアノランド音楽ノート」のことを書き、秋からのセミナーやコンサートの打ち合わせをして、極めつけは来年のフェスティバルのホール決め!さすがに今週は疲れたので明日は休息が必要です。そろそろ、売れ行きは神様にお任せして、本番のことだけ考えなくては…
それにしても、根がのん気でよかった…こんなにたくさんの方に応援していただいて、うまくいかないはずがないと、安心して眠れるのですから幸せです。
教室の生徒たちも、昨日が最後のレッスンで、あとはお盆明けまでお休みです。いつもよりたくさんの宿題をかかえて、それでも嬉しそうにしているのは、発表会が近いせいでしょう。
子どもたちが、安全で楽しい夏休みを過ごせますように。
それでは皆さん、お元気で!
各地の雨の被害に胸が痛みます。
みなさんのお宅は大丈夫でしたか?
この週末は私の初めての本、“ピアノを教えるってこと、習うってこと”の見本が届いて、なんだかじわっと嬉しい気持ちです。あんなに苦労したものがステキな表紙の中にきれいに収まって、不思議です。未来から見れば、もう出来上がることが決まっていて、それに向かって書いていたような…。
ピアノの先生やピアノの生徒の親御さん、ピアノを弾く人に向けて、今伝えたいことは全部この本の中に凝縮することができて、とてもスッキリしました。ピアノランドメイトや音楽雑誌の記事やインタビューに、ずっと自分の考えは発表してきたけれど、160ページ費やしてまとめて伝えられたので充実感があります。
大林のぼるさんの表紙の絵が、私の思い描く理想のレッスン像にぴったりで、帯の元気なピンク、中扉の優しいピンク、丁寧なレイアウトなど、改めて眺めては協力してくれたスタッフへの感謝がわき上がってきます。
内容は一人でコツコツ積み上げたものですが、1冊の本が出来上がるまでには、いろいろな人の才能や愛情、熱意が必要です。そういうエネルギーの集合体が、本屋さんに並んだ本の中での“輝き”の差になるのでしょう。「きっと この本も輝いてくれる!」と信じて発売を待つ気持ちは、「ピアノランド」のときも同じでした。
フェスティバルの会場で、この本と一緒に「ピアノランドの世界<基礎編><応用編>」のDVDがビデオからのリニューアルで見やすくなって発売されます。きっと、「ピアノランド」を使う先生方には大いに参考になると思います。二段階導入法の説明や体操59種類の実演などは、セミナーで一度には入りきれないので、自宅で何回も見たいところをじっくり見直していただけるのは嬉しい限りです。
こういう、地味でコツコツと教材を作る作業が、どうして好きなのでしょう。1作ずつ手を離れるたびにホッとして、しばらくはのんびりしようと思うのですが、気がつくと次のものを作り始めている私がいます。
とはいえ、この夏は5ヶ所のコンサートがあるので、しばらく制作はおあずけです。週末のチケットの動きでは、大阪や福岡がちょっと心配です。大阪や九州のみなさんも、ぜひ、小原孝さんとの連弾や歌を楽しみにいらして下さい!!
あまりに盛りだくさんのプログラムで、時間内に終わるか気をつけて進行しなくては!
特に樹原先生と小原くんの爆笑レッスンやQ&Aのコーナーは要注意。私はついつい本番でのおしゃべりが長くなりがちなのですが、ラジオのレギュラーを持っている小原さんは時間運びもお上手。共演するととても勉強になります。
今回はソロコーナーでモーツァルトのトルコ行進曲の他、子どもたちに人気のクラシック曲や中田喜直賞を受賞した「こぶとり」などをお願いしました。
そうそう、8月号のムジカノーヴァでは、連載の他「今月のプレトーク」にも登場しています。7、8月中は全国111の楽器店で“ピアノランドフェア”を開催中だそうで、感激です。
皆様、どうぞお元気で!
冷房なしではもう生きていけない!
でも、温暖化を食い止めるにはつけっぱなしではダメ…と、悩ましい毎日です。
お元気ですか?
7月14日は、川崎いのちの電話主催のhara hara倶楽部のコンサートでした。休憩なしなので、小原さんのソロコーナーの間にヘアーもドレスも替えて、歩きながら「花」を歌って登場するという初めての試みに挑戦。 ほんと少しのことでも、ミュージカルや宝塚の人ってすごい!と思いました。
hara hara倶楽部の歌は“生きる”ことの応援歌だったり、しみじみしたり、ほっとしたり…と、内容がなぜかいのちの電話の主旨にぴったりな歌ばかりで、自然な流れができました。 サイン会のときに「浄化されました」[今の私にぴったりの歌です」と言って下さる方がいらして、なんだか嬉しい気持ちです。
2年前に熊本いのちの電話のクリスマスチャリティコンサートの委嘱作品「窓を開けてごらんなさい」を、CD“光る星があったから”に収録していますが、生のステージで2人で歌うのは初めてで、ちょっと緊張しました。この曲は、8月のピアノランドフェスティバルでも「光る星があったから」「もっともっと」と一緒に、歌うことにしています。大江捷也先生の詞をいただいて、私にしてはとても苦労して書いた曲だっただけに、ステージにのせることができて嬉しい!
終了後、絵門さんのご主人三門健一郎さんがおいでくださっていて、びっくりするやら嬉しいやら!小原さんに紹介できてよかった!
きっと、絵門さんも天国で一緒に歌っていてくれたことでしょう。
こうして、作品を通して絵門さんの想いが伝わっていく、小原さんや私の想いも一緒に、それが聴く人の心の中で膨らんでいくのをステージから感じられるのは本当に嬉しいことです。
コンサートの翌日は、やってもやっても終わらない、ピアノランドフェスティバルの広報活動や事務処理に精を出しました。
はじめは同じ内容を五ヶ所でやるのだから、そんなに大変だとは思わなかったのですが、出演するだけではなく企画・主催しているので、打ち合わせる相手も5倍、会場ごとに異なるPAや照明、チケットの取り扱い先もたくさんで、目の回るような毎日です。各地のピアノの先生方もあちこちで熱心に生徒さんに声をかけてくださって、この調子なら合計5,000席近くいけるかも!!と期待しています。
毎年、各地ではできないと思うので、全国の皆さん、ぜひ今年ごらんになってくださいね!
では お元気で!!
暑いですね!
お元気ですか?
前回の続きで、7月4日は8月1日の名古屋でのピアノランドフェスティバルのボランティアスタッフのみなさん14人と、楽しく打ち合わせ昼食会をしました。名古屋といっても岐阜県から来てくれた方も数人。等強では例年勝手知ったるボランティアの方が集まってくれるのですが、はじめての地域ではそうもいきません。日頃「ピアノランド」を使ってピアノを教えている先生方の集まりですが初対面の方も多いので、こうしてお互いの交流を深めるチャンスも大切です。いろいろな係を決めたあとは楽しい話に花が咲きました。
6日はマスターコース。もうすぐ卒業なので、上達は嬉しいけれど別れはつらい、複雑な気持ちです。11月2日にはマスターコース第10期をスタートするので、導入期の指導に悩みのある方、「ピアノランド」を勉強しよう!という方は受付中です。これまで、小さいお子さんのいる方、受講中に出産した方も、お孫さんのいる方もいらして、マスターコースの受講生からは年代に関係なく“女性のパワー”を感じます。でも、女性が勉強できる、活躍できるということは、まわりに支えてくださる方がいるということですね。もっと上の世代の女性は、誰かを支えることはあっても、自分が勉強したり活躍したりすることはなかなか困難だったことと思います。だから、“自分のための勉強”ができることに対して、マスターコースのみなさんは、まわりに感謝しているのがわかります。勉強は、させられるものではなくて、自ら望んで、まわりに感謝しながらするものなんだってわかるようになるのは、受験時代をはるかに越えてからなんですね。
そして翌日は早朝の便で福岡へ。ここでも会場の下見と、打ち合わせ昼食会、そのまま熊本へ行ってFMくまもとでインタビュー、8日は熊本での打ち合わせ昼食会。こうして続けて回ると、作られた年代による各ホールの設備の差や特徴、ピアノの管理状態など勉強になることがいっぱい。いつも“出演する人”をしているとわからない、企画や裏方の方々の苦労もわかって、得難い体験をしています。また、福岡・熊本では地元の方ならではのアイディアやアドバイスもいただいて、大助かりでした。駆け足だったけれど、楽しい、おいしい旅でした。
また、今までのフェスティバルでは、近くの施設を訪問したり電話帳で調べた施設に手紙を書いて招待券を送ったりと、自分でできる範囲のことをしてきましたが、今回は全国5ヶ所ということでなかなか手がまわりません。そんな中、後援していただいた東京新聞社会事業団が、福祉施設への招待を仲介してくださって、こんなに嬉しいことはありません。みんなの笑顔に会えますように!
昨日(10日)は、小原孝さんと、14日の川崎いのちの電話のコンサートのリハーサル。hara hara倶楽部の歌も、書いてから少し時間が経って、歌にだんだん味が出てきたようで嬉しい! やるたびに違う表現に出逢う新鮮さは、もちろんひとりの演奏の中にもありますが、二人での演奏は予想もしない表現が次々に生まれていくのが楽しみです。
リハーサル中、絵門さんも一緒に歌ってるみたいだと思う瞬間もあって、励まされているような気がしました。体調もよく、いいステージができそうです。
それでは、お元気で!
各地で大雨が降りましたが、皆さんの地域はいかがでしたか?
私も折り畳み傘を持っての旅の途中です。
先週は6月27日(火)に衛星放送朝日ニュースターの「ひとこと言わせて!」という番組に何回めかの電話生出演。ラジオ風な作りが地上波の番組にはない味を出していて、なるほど、チャンネルが増えるというのは、こういうチョイスが増えるということかと納得。放送では8/1〜10までの全国5ヶ所でのピアノランドフェスティバルのことや、7/14のいのちの電話のコンサートのこと、絵門ゆう子さんと作った曲を歌うことなどインタビューに答えました。さらに、この週は何故か“いい男”をテーマに質問することになっていたそうで、「自分勝手ではなくてまわりが見えて優しくできる人」とか、「自分の好きなことに没頭できる人」などと答えたのでした。
この10日間くらい、本の校正の嵐と、“ピアノランドの世界”の6本のビデオをDVDにするための大がかりな作業が同時進行している中に、ムジカノーヴァのプレ・トークのインタビューや先ほどのインタビュー、連載の執筆が隙間を埋めるように入り込んでいて、我ながらよく生きているなぁと思います。あ、ビタミンを飲もう。
昨日は原稿の束を抱えて新幹線で校正しながら広島に入り、夜中までホテルで校正。AMは久しぶりの広島でコードのセミナー! 「倉敷からバスを仕立てて生徒たちと大阪のピアノランドフェスティバルに行きますからがんばってください!」と、つまり倉敷から広島のセミナーに参加してくれた方もいて、その他アンケートには岩国市や福山市……。皆さんの声に励まされつつ午後は大阪でメルパルクOSAKAの下見と打ち合わせ。夜はピアノランドフェスティバルのボランティアスタッフと打ち合わせ食事会。
「先生、フェスティバルの帰りに、感動してピアノを買った人がいるっていう話ですが」と、ムジカノーヴァ7月号の記事の話で盛り上がったのですが、例年、フェスティバルで小原孝さんとの演奏を聴いた生徒と、行けなかった生徒の“ピアノに対する気持ちの差”が秋に出る! だから、できるだけいっぱい生徒を連れて行こうという話に。
その後、今はホテルの部屋で「中田選手引退!」のニュースを見ながらこれを書いているところです。それにしても、ニュースはこれ一色。やはり、サッカーがずば抜けてうまいだけでなく、海外のクラブで力を発揮して、イタリア語や英語でインタビューに答え、自分の意見を発信し続け、サッカー以外の面でも自分を表現できる、いわばスポーツマンの枠に収まり切れない人。今までの日本のスポーツ選手にはない新しいタイプの“才能”を見せてくれたことが大きな魅力だったのだと思います。29歳の若さでここまで到達するなんてすごいことですね。いろいろなフィールドに、中田選手のような“壁を取り払える人”が出てくるといいなと思います。
さて明日は、名古屋でボランティアスタッフと打ち合わせ食事会をしてやっと東京へ。各地で、たくさんの方々に支えていただいてフェスティバルの準備が進んでいくことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
中田選手を見て、全国のサッカー少年が憧れるように、小原さんの『ピアノランド』の演奏を聴いて「あれが僕の習ってるピアノ!?」と衝撃と憧れを子どもたちにプレゼントできたらと心から思います。
それではみなさん、お元気で。