樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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みなさんこんにちは!

 お元気でお過ごしですか?

 おかげさまで何とか風邪も治り、18、19日と連日のコンサートを無事に終えました。きっと風邪をひかなかったらあれもこれもとムリをして、本番でダウンしたかもしれません。何事も、終わりよければ全てよし! ですね。

 18日の銀座での「樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション」のレクチャーコンサートはこの本初のセミナーということでなつかしいマスターコース卒業生、コード塾の受講生、そして初めてセミナーを受ける人たちで満員となりました。五線を使わないでコードネームを物語形式で楽しく把握するためのノウハウは予想以上に好評で、これなら挫折しないでできそう、というアンケート結果にニンマリしています。

 難しいことをやさしく楽しく伝えることに情熱を燃やし続けたこの10年でありますが、それ以前に行なったジャズ理論講座では難しいことを難しいまま講義していたんだと改めて反省…。あの頃挫折した人たちも(みんなピアノの先生だけど…)、再度この本で学び直してくれたらと願わずにはいられません。

 コードネームは、いっぺんにマスターしようと力まないこと、好きな曲で学び始めることが大切です。私もやっと道案内がうまくなったので、みなさんご一緒に勉強しましょうね!

 来年はこの本のレクチャーコンサート、さらには3回シリーズのセミナーを地方でも広めていきたいと思います。まずはここ国立で2/2、3/9、5/11の予定でスタートします。

 年内のコードネームセミナーは11/25、ピアノランドや子どもの教材を使って桑名市で開かれます。興味のある方はぜひいらしてくださいね!

 19日は、掛川小笠保育士会主催の保育の集いでのコンサート。保育士さんたちを前に「私たちにできること」というタイトルでお話をしながらコンサートをしてきました。
 はじめ、記念式典で緊張していた会場の空気もコンサートが進むにつれてあたたかくなごやかに、そして最後は熱くなりました。こんな時代だからこそ、保育や教育に関わる人々が“真心”を伝えることが大切ですね。

 私たち大人が夢を捨てないで持ち続けること、あきらめないこと… とお話をしたのですが、翌日、高橋尚子選手が2年間のトンネルから抜け出すすばらしい走りを見せてくれて本当に嬉しくなりました。彼女は、もし優勝できなかったとしてもきっとさわやかなコメントをプレゼントしてくれたことでしょう。そういう人柄だからこそ、みんなが応援したくなる…それは彼女が夢を持ち続けているからだと思いました。1日1日を充実させるということは、そこにたとえ小さくても夢があるからできること!

 3月にコンサートを開いたシオーネ大ホールは「また来たね!」と言ってくれているようで、とても楽しく演奏できました。保育士のみなさん、元気いっぱい、笑顔いっぱいで心に夢を持ってお仕事してくださいね!

 さて、私も“チームQ”のように、心を合わせて一緒に夢をあたためてくれるスタッフのみんなと、小さな夢ひとつずつを実現していこうと思います。

 みなさんの夢も心から応援しています。

 どうぞお元気で!

2005年11月21日 樹原涼子
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みなさん こんにちは!

 急に冷え込んできましたが、お元気ですか?

 私は先週風邪をひいてしまい、木曜日のマスターコースでは鼻声での講義…土曜日はコンサートだというのに! でも、眠る時間をたっぷり確保して風邪薬を飲んだら、12日当日にはなんとか声も回復してホッとしました。心配するより、あったかくして寝るのが一番ですね。

 コンサートでは、hara hara倶楽部のレパートリーも増え(CD2枚から選べるようになった!)アンコールまで入れてふたりで15曲歌いまくるというすごいプログラムでした。おまけにそれぞれのソロコーナーまであって!

 何しろhara hara倶楽部にとって、作りたい、歌いたい、伝えたい必然性がある曲ばかりなので、みなさんに生で聴いていただけることが嬉しくてしかたありません。2歳〜74歳までという幅広い年代の方に楽しんでいただけたことも、家族みんなで楽しめる歌を目指す私たちにとって嬉しいことです。だんだん息もあってきて、やるたびに曲のエネルギーが増していくような気がします。

 こうして、ひとつずつていねいにステージを重ねて、hara hara倶楽部の曲も大切に歌い続けていきたいと思います。

 コンサート翌日は、音大でお世話になった恩師を囲む会があり、いそいそと出かけました。恩師の上品でお美しい和服姿にまず感動、もう何年も袖を通していない着物が懐かしくなり、自分が日本女性であることを思い出しました。話はピアノのことから家庭教育のあり方、政治に関心を持つこと、言うべきことを言うべきときに言う大切さについて、過ぎたことをクヨクヨしないことetc.…、本当に楽しく、心に残る一日を過ごしました。

 こうして、尊敬できる先生に巡り逢い、音楽だけでなく人としての生き方まで学ぶことができる幸せを思い、同じように次の世代へ伝えていく責任を思い…、そして何よりその根底にある愛情の深さに感謝せずにはいられませんでした。前に進むことだけでなく、自分がしっかりと立っていること、まわりをよく見渡すことの大切さに改めて気づきまし
た。

 さて、18日は銀座のヤマハで、楽譜集「樹原涼子“The Four Seasons”ベストセレクション」の初のレクチャーコンサート、19日は静岡で保育園の先生方への「私たちにできること」と題したソロコンサートと続きます。連日コンサートというスケジュールは初めてなので よいコンディションで迎えられるようにしなくては。

 みなさんも、どうぞお風邪など召しませんように!

2005年11月14日 樹原涼子
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みなさん、こんにちは!

 11月7日、都立桜町高校の1年生のための芸術鑑賞教室(世田谷区民会館)にhara hara倶楽部が招かれました。

 始まる前、先生方が今どきの高校生のお行儀についてとても心配されていたので、1曲めの「Open Your Heart」はいつもに増して気合いを入れて歌い始めました。本当に心に届かなければ2時間も聴いてくれないでしょうから…。でも、途中ケイタイが鳴ることもなく、静かに演奏に聴き入ってくれたので(寝入ってる子ももちろんいましたが、気持ちよかったのね)ホッとしました。

 小原孝さんのクラシック名曲コーナーでは月光、ノクターン、リベルタンゴと映画やテレビでおなじみのクラシック、リクエストコーナーではハナミズキや水戸黄門、ねこふんじゃったスペシャルまで、それに「ピアノランド」から2曲、hara hara倶楽部のCDから6曲、「<ピアノの可能性を探る>ピアノで音楽しよう」というテーマにふさわしいコンサートとなりました。

 そうそう、生徒からのQ&Aのコーナーでは、2人の手がどこまで広がるか、メジャーを持ってきて計測タイムまであって笑ってしまいました。ちなみに私が21cm、小原さんはなんと24cm!! オクターブと4度開く手に、みんなびっくりしていました。

 今回は、夢と希望にあふれつつも不安や悩みをいっぱい抱えた自分の高校時代を思い出し、あの頃の自分達に伝えたい!という気持ちで演奏したので、何だかいつものコンサートよりピュアな気持ちになれました。

 子どもを残して天国へ旅立った母の想いを歌った「どんな日も どんな日も」では、泣いていた生徒もいて、少しでも伝わるものがあったら嬉しい、よかったと思いました。もしかして、ノンジャンルなレパートリー、歌にピアノにおしゃべり大好きなhara hara倶楽部はこの手のコンサート、ぴったりなのかもしれません。ホームルームで書いてくれるアンケートが届くのが楽しみです。

 小原さんと歌うステージもこのところ増えてだんだん調子も上がってきました。このまま、12日のコンサートでもがんばらなくちゃ!

2005年11月 8日 樹原涼子
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みなさん、こんにちは!

 すっかり秋も深まってクリスマスも近づいてきて、きっとこのあとは駆け足なのでしょうね。
一日が30時間くらいあったらいいのに、と年の瀬はいつも思うのですが、今年は無理しないで心を楽にしてリラックスモードで冬休みを迎えられたら!と思います。
 でも、HPだけはもっと頻繁に更新しよう、というのも忙しい季節の目標です。短くてもいいから、みなさんに少しでも何かお伝えできたらと思っています。
 週の後半のアップをメドに…でも、締め切りでなく楽しみになるように…。

 先週末は桑名市でコードネーム2回めのセミナー。前泊で余裕があったので、“なばなの里”という所を訪れ、池の周りを散歩したり、ベゴニア館に咲き乱れる花に囲まれ花の精と話したり、温泉にのんびりつかったりとめずらしく贅沢な時間を過ごしました。おかげでセミナーは体調もよく、会場のみなさんにしっかり伝わった気がします。人前にたつ仕事は心身の余裕が大切なのだとしみじみ思いました。
 この会場では、先月“花”のピアノソロコンサートヴァージョンを演奏しましたが、今回、すでに練習を始めた方、本番で演奏予定の方がたくさんいるとのことでびっくりしました。と同時に、「楽譜にして本当によかった!」と嬉しくなりました。
 旅をして話をして演奏をして、これからも吟遊詩人のように各地に出かけなくちゃ。それにしても、旅では出逢った方々の親切が心にしみます。感謝。

 旅から戻ると、恩師である八戸澄江先生より、著書のプレゼントが届いていました。先生は19歳でヘレンケラー女史の講演を“生”で聞いて感動、一生を教育の道に捧げる決心をされ、42歳で公立中高の教師を退職、その後ピアノ教師に転身されました。
 3人の息子さんを育てながら、戦争や水害などを乗り越えて多くの音楽家、教育家を限りない愛情で育てていらした先生の道のりは、とても常人の真似のできるものではありません。先生の半生記を読みながら、何度も涙が流れるのを止めることができませんでした。
 「私の教育ノート」と題したそのご本は地平線の向こうに広がる果てしない青空の表紙。私も、この空の下をしっかりと歩いていこうと思います。日本文学館ノベル倶楽部(税込1,000円)より出版されています。

 秋の空の下、みなさまもどうぞお元気で!

2005年11月 2日 樹原涼子
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