樹原涼子ようこそピアノランドへ!

 
 
 


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みなさんこんにちは!

 みなさんこんにちは!

 そして、はじめまして…の方もたくさん訪ねていただいているようでありがとうございます。昨夜NHKの“芸術劇場”に「進化するピアノ教則本」というテーマでピアノランドマスターコースやレッスンの様子が放映されたら、急にアクセス数が増えたようです。テレビの影響がリアルタイムでわかる世の中ってすごいですね。

 番組では、なぜピアノランドを書いたか、バイエルとはどのような点が違うか、多くの先生がピアノランドを学んでいる理由は、ピアノの先生達の声…などたくさん取材していただいたのですが、時間の関係で内容を掘り下げるというよりは「新しいやり方があるんです」…という紹介になっていました。それでもピアノ教育という専門分野の中で「ピアノランド」以降大きな変化が訪れているのが一般の人に少しでも伝わるのは嬉しいことです。音楽の素晴らしさを子ども達に伝えるには、教える私達自身がまず感動できる曲を教材に選び、教材のカリキュラムや目的を把握した上で最大限に生かす教え方を勉強することではないでしょうか。“ピアノ”という楽器を使って、どんなジャンルの音楽も楽しめるようにしてあげることが、音楽を愛する人を育てることになります。

 大きな音楽教室などでは少しでも小さいうちから生徒を確保することに必死の時代です。最近では目先の変わった本、小手先だけの工夫で“その先”がない本もたくさん出版されています。そんな時代だからこそ、ひとりの子どもが何年もかけて取り組むに値する教本、入口だけではなく上級になるまで責任を持って上達させられるメソッドを先生や親が選ばなければなりません。(生徒である子どもには選べないのですから!)

 出版以来、14年間ロングセラーであり続けているのは、「ピアノランド」で生徒がやめなくなった、上達した、ピアノが好きになったと使い続ける方が増えてきたこと。そして、「ピアノランドたのしいテクニック」シリーズで先生自身が学んでこなかったテクニックを学び直して教えようと言う流れが“ピアノランド勉強会”の広がりとともにできつつあること。この2つが大きいとおもいます。それでも、まだまだ私のセミナーやビデオを見たことがなくて「ピアノランド」を使っている人の方がずっと多いのですから、「ピアノランド」の教え方を伝えていく仕事はやめるわけにはいきません。演奏活動とセミナー活動、そして作曲、執筆活動をバランスよく進めていかなくてはと心新たに思います。

 今日は、これからhara hara倶楽部、19日福岡でのコンサートのリハーサルです。11月7日は都立桜町高校の芸術鑑賞教室、11月12日は国立楽器でコンサートと、hara hara倶楽部の仕事が続きます。11月4日はカワイ静岡ショップでピアノランドセミナー、11月18日はヤマハ銀座店で私の新刊「樹原涼子“The Four Seasons”ベスト・セレクション」のレクチャーコンサートと、芸術の秋らしいスケジュール。

 みなさんも、よく食べ、よく飲み、読書と運動も忘れずお元気でお過ごしくださいね。

2005年10月17日 樹原涼子
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