ピアノランド20周年の夏をしのぐほどの勢いで、毎日が過ぎています。
11月23日に発売されたゲーム『俺の屍を越えてゆけ』は、12年前のヒット作品のリメイク版で、現在またしてもヒット街道を驀進中。
ゲームに詳しくない私が説明するのもなんですが、このゲームはRPG(ロールプレイングゲーム)といって、
「シューティングゲーム」とは違って、ゲームをする人が主人公になって物語を旅するもので(ファンの方に教えてもらいました!)、
例えば、あなたが映画の主人公になってファンタジーの中を生きているとしましょう。
あなたが主人公の名前を決めて、歩いて行く道を決める。だから、他の人が同じ映画を見てそこで主人公になっていたとしても、
あなたと同じ結末になることはなく、それぞれが自分だけの物語の主人公になる...。
同じゲームをしているのに? そうなんです、そこが、とても面白いのだそうです。
『俺の屍を越えてゆけ』では、プレイヤーさん達は、自分だけの家系図を作り(いつの間にかあなたはご先祖様になって、子孫を見守っているのです!)、
プレイ日記を克明につけて、ネット上で公開しています。そして、自分の孫や曾孫達が自分の素質を受け継いで多くの試練を乗り越えていくのを見守る...
そこに、いつも私の書いた曲が流れているというわけです。
大好きな映画で流れた曲はずっと忘れませんね! それと同じように、いえ、ゲームでは何十時間(?)も聞き続けるので、映画以上に強いインパクトで
曲がインプットされます。だから、とてもやり甲斐のある仕事なのです。
ある人の人生と深くかかわるという意味では、『ピアノランド』と似ているかもしれません。
そんな訳で、主題歌「花」は多くの方に愛されて、今、とても幸せな時を過ごしています。他の曲達も、誰かと共に、今を生きている!
サントラ盤も、アマゾンでは現在売り切れで、都内のCDショップでは平積み、試聴可能とのこと。ゲームに興味がない方も、樹原涼子の作品として聴いていただけたら嬉しいです。
ゲームのシーンで流れる48曲、堪能してください。試聴できるページもあります。
CD 俺の屍を越えてゆけ」 コンプリート・サウンドトラック ~いつか きっと~
http://www.amazon.co.jp/dp/B005OCSSOO
21日は熊本、22日は事務所、24日はマスターコース。連日、沢山のピアノの先生達が『こころの小箱』のレッスンに訪れています。
今日は、あるピアニストの方から、左手のための「想い出の小箱」を演奏するにあたって、お尋ねのTELをいただきました。
「早くCDを!」「音数が少なく、音楽的な要求度が高いので、コンクールに...」との声もいただき、1冊の形にできた安堵感と、
これから先のこの曲集の未来のためにも頑張らなくては...という思いが入り混じっているところです。
今年最後のセミナーは、12月1日、倉敷で『こころの小箱』の全曲演奏、解説セミナーです。これは、ピアノの先生に限らず、
一般の方もお聴きいただけますので、ピアノファンの方、どうぞお越し下さい。お問い合わせ、お申し込みはこちら。
ピアノランドメイト会員の方は、午後に公開レッスンもご覧いただけます。
これからの目標としては、新しい曲集も作りたいし、歌手としての活動ももう少し広げたい、新しい歌のCDも作りたい、
本の執筆にも取りかからなくてはいけないし、聴きとり術もまとめたい、新しい勉強会も発足させたい。
現実には、来年から『俺屍2』の制作が始まり、約束しているピアノ楽譜の出版もあります。頭の中は、これからの夢と計画で、はち切れそうです。
もちろん、ピアノランドフェスティバルも開催しますし...。
近い所では11月26日のひたちなか市での楽プロコンサート、
12月24日のライブ"樹原涼子の素敵なクリスマス"のための作曲や編曲...。
あ、そのクリスマスのチラシができました! 昼夜別プログラムです。そして、来週印刷屋さんに入るべき、ピアノランドメイト年末号の執筆。
待ってくれている人がいる。それだけで、大きな力が湧いて来ます。応援していただき、本当にありがとうございます!
先日、ツイッターでやり取りをしていて「限られた分野のスペシャリストが、特化した仕事をし続けることが、結果的に世を面白くするんですよね」と、
ゲームデザイナーの桜井政博さんが仰った言葉がとても印象に残っています。そう、私は、この場所で頑張ろうと思います。
それではみなさん、お風邪を召しませんように!