これまでご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました！

　録音審査に応募してくれた全国の子ども達、お家の方、先生方、ありがとうございました！　応募した子ども達、先生方へもすべて講評を書く、と決めてからの3月から8月までがとても長い道のりでしたが、最低3回は録音を聴いてアドバイスを書くことで、一人ひとりの演奏をしっかり受け止めて公平に審査することができたと思います。
　惜しくも選に漏れた子ども達も、「公開レッスンやピアノランドフェスティバルを通じてさらに音楽を楽しみ、伸びていくように」と、ピアノの先生方が会場に連れて来てくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

　20周年は、ただのコンサートに終わらせず、ピアノランド育ちの子ども達をもっともっと伸ばしていくために、多くの経験をしてもらおうと考えて、大がかりな計画を立てましたが、今はそれが実現できた喜びでいっぱいです。
　録音応募では、自分の気がすむまで何度も演奏を録音すること、自分の演奏を客観的に聴くこと、講評を演奏に活かすための工夫や努力など、いつものレッスンとは違う時間が流れたことと思います。
　公開レッスンでは、美しく響く音を出すこと、客席に伝わる演奏をすること、共演者とコミュニケーションをとって演奏すること、他人の演奏を聴いて勉強すること、そして、自分の才能を発見して自分を育てていこうとする気持ちを持ってもらえたらと願いながら、13カ所 を廻りました。（合わせて91人のレッスン、46人との記念連弾をしました）
　ピアノランドフェスティバルの「みんなもピアニスト　夢の連弾コーナー」では、8会場合わせて 43人 の子ども達が、精一杯の演奏をしました！　録音審査と公開レッスンで磨かれた子ども達の、生き生きとした素直な喜びに満ちた演奏は、本当に感動的でした。

　毎年ゲスト出演してくださる小原孝さんに、今年は子ども達との連弾コーナーの相手も快く引き受けていただき、本当に感謝しています。小原さんあってのピアノランドフェスティバル！　大好評だった「ラ・カンパネラ」「花」「爆笑レッスン」（笑）等、本当にありがとうございました。

　また、各地の公開レッスン開催にあたっては、音楽之友社、楽器店、問屋さん、ピアノの先生方のお世話になりました。ピアノランドフェスティバルの趣旨に賛同してくださった、多くの方に支えられて13カ所の公開レッスンが開催できました。厚く、御礼申し上げます！

　そして、会場でボランティアスタッフとしてお手伝いしてくださったピアノランドメイト会員の先生方、どうもありがとうございました！　

　この時代を生きる、ひとりの作曲家、教育者、母親として、できることを精一杯しようと、無我夢中の半年間でした。無謀かと思えた大プロジェクトが成功して、信じられない気持ちです。
　そして、震災でくじけそうになった心を立て直して作曲を続け、ピアノ曲集『こころの小箱』が完成できたのは、担当編集者、スタッフ、家族の励ましがあったおかげです。どんなときも曲を書き続けていく覚悟ができました。ステージで約束した通り、来年も必ず新刊楽譜を出します！　

　昨夜の御礼の会には、音楽之友社を退職されたピアノランドの担当編集者、沢山のセミナーを計画して広めてくださった営業の方も来てくださって、懐かしく嬉しい一時でした。また、前に踏み出す勇気をいただきました。

　ピアノランドフェスティバルは終わりましたが、27日（土）は、掛川文化会館シオーネで、小原孝さんと2台ピアノのジョイントコンサートです！　フェスティバルを見逃した方、フェスティバルを楽しんだ方も、どうぞお出かけ下さいね！　ご案内は こちら。

　そして、新刊『こころの小箱』の全曲セミナーが9月21日、10月19日（水）の2回シリーズで！　国立楽器2011秋の音楽講座「樹原涼子ピアノセミナー」は、さくらホールで開催。ぜひ、お聴きくださいね！　詳しくは こちら。

　それでは、みなさま、変わりやすいお天気です、ご自愛くださいませ。