樹原涼子 ようこそピアノランドへ!

 
 
 

嬉し楽しいリハーサル!もうすぐひな祭ライブ☆

 昨日も、前回と同じスタジオでリハーサルをしました。
 前回と違うのは、向かい合わせではなくて、ステージとまるで同じ並び方でやったこと。ステージによって、幅や奥行きが異なるので、同じメンバーでも立ち位置を変えることがあります。聴こえてくる音の方向や、アイコンタクトの角度も、本番と同じにしておくと、色々と安心です。リハでは自然に目が合ったのに、本番では見えにくい、ということのないように。

 それで、私が気に入っているのは、ベースがピアノの鍵盤の左にいる位置。ピアノは左にいくほど音が低くなるのだけれど、そのさらに左に、ベーシストの高尾さんがいる。これで、和声の支えと、どんなビート感を出していくのかを、ダイレクトに感じることができます。高尾さんからは私の横顔が常に見えるので、呼吸も合わせやすいのです。
 
 そして、パーカッションはピアノの向こう側にいて、ピアノのフタの間から目が合う位置(スターパインズカフェでは、ピアノのフタを取っちゃうのですが)。こうすると、海沼さんの流れるような動きが目の端にはいり、彼がコーラスをするときには合図もできます。ベースとパーカッションの一体感も取りやすい位置です。

 ギターとバイオリンの小塚さんはステージの上手側で、私からカッティングとボーイングが見える位置に。真之介がギターで入る曲では小塚さんと並んで。コミュニケーションがとれるように。
 コーラスのくーこさんは、ピアノを弾く私の右後ろにいて、ブレスはもちろん、私のボーカルの感じ方やタイミングを感じながら合わせてもらえる位置。孝之介がコーラスをするときはくーこさんの横で。

 そして、今回は珍しく、ピアノを任せる曲が5曲もあって、中央でボーカルに専念します。立って歌うと、ピアノを弾きながら歌うときととても気分が変わるのが面白い!これは、立ち位置が変わって聴こえ方が変わるせいもあるのですが、ピアノを弾いているとバンマスで、立って歌うと歌手になるんですね。勉強になります。

 このように、ステージでどういう位置で演奏するか、場所や編成が変わるたびに考えるのも大切なことです。

 私がリハーサルが大好きな理由が、今回わかりました。みんなと演奏するのは、文句なく楽しい!ということの他にも理由が! 私の頭の中にしかなかった曲が、みんなで音にしていくときに、もう一度生まれます。曲は、時間の流れの中で、何度でも新しく生まれ変わることができる。それが、演奏の楽しみなんだなと。
 そして、それがお客様に届いたときに、曲の命は本当に輝くのでしょう。


 それでは、3/3(木)に、スターパインズカフェでお会いしましょう!

2011年02月24日 樹原涼子
ピアノランドフェスティバル ピアノランドメイト入会のご案内


〔CD〕樹原涼子ピアノ曲集「こころの小箱」(2枚組)
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ピアノ曲集「やさしいまなざし」
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〔CD〕風はどこから
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ピアノ曲集「夢の中の夢」
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ピアノ連弾のための「ラプソディ第1番」
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ピアノ曲集 こころの小箱
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樹原家の子育て ―ピアノランドと笑顔の毎日―
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