今年の夏のイベントが終わりました!
4公演、出演者、スタッフ、お客様、みんな事故もなく、スムーズに進行することができて本当によかったです。小原孝さん、ボランティアスタッフのみなさん、足を運んでくださったお客様、ピアノランドメイト会員のみなさん、調律、ホールスタッフのみなさん、どうもありがとうございました。心より御礼申し上げます。
4日の西宮では、ピアノランドの曲を一緒に歌ったり、自然と手拍子が入ったりと、客席と一体感のあるコンサートになりました。年々育っていく子どもや生徒達への思いを、親御さんや先生達と共有できて、あたたかい気持ちで演奏することができました。"hara hara 倶楽部"のファンの方も増えて嬉しい!
クラシックコーナーでは、小原さんがショパンのノクターン遺作と、バラード3番をベーゼンドルファーで。本当に、会場はクラシックコンサート! そして、私の書き下ろし演奏会用連弾曲も、前々日の初演の緊張も解けて、息が合ってきました。クラシックコーナー3年目ですが、大好評でよかった。
5日の熊本では、小さな子ども達が大人が驚くほど静かに聴けていてびっくり! それでいて、小原さんの"きょうりゅうくん"や爆笑レッスンでは、素直な反応が返ってきてかわいい! 会場ごとに"観客の顔"があるのですが、それも年ごとに変化するので興味深いです。
クラシックコーナーでは、パガニーニの思い出、ノクターン13番。袖で聞いていて、ノクターンの壮大な迫力に圧倒されて感動! 続いて演奏会用連弾曲も弾くたびに調子が出てきました。沢山の方に、楽譜やCDが出るのかお尋ね頂いたので、実現できるように頑張らなくては! 幅広い年齢層のお客様に楽しんで頂けて、充実した熊本公演でした。
そして、6日の東京公演最終日。3日連続だったので体力や声を心配していましたが、元気な上に声も一番伸びたようで、日頃の食事やストレッチの効果を実感しました。小原さんはもちろん元気で、本当に頼もしい共演者です。あらゆる面で毎年パワーアップしていく姿を見て、とても勉強になります。
「きょうりゅう組曲」の終曲6手連弾は、各地の勉強会講師と連弾しましたが、東京では小原さんの弟子でもある次男と共演。ピアノランドを書いた頃は赤ちゃんだったのですから、月日が流れるのは早いものです。
クラシックコーナーでは、なんとリハーサル中に考えた名曲てんこ盛りのメドレーを弾いてくれた小原さん! さすがデビュー20周年のベテランです。
私が印象的だったのは、弾き語りコーナーで母になる前に書いた「子ども達へのバラード」と、巣立つ息子達への気持ちを書いた「船出する君へ」の2曲を歌ったこと。『樹原家の子育て』(角川書店)を今年出版できたことは大きな喜びで、大変だった子育てと仕事との両立も、本の中に凝縮できて一安心。これからは、私自身の人生を益々しっかり歩いていこうと心に誓いました。
また、今回は、子どものための曲ではなく、規模の大きな演奏会用連弾曲を書き下ろし、本も、曲も、その気になればできるじゃない!と、自分への約束が果たせたことが嬉しい! (とは言え、どちらもギリギリで、編集者や小原さんのおかげです!) 樹原涼子は、あきらめない。そんなことを実感した夏でありました!
それでは、次回はフェスティバルのアンケートなどもご覧いただこうと思います。暑いですが、お元気で!