樹原涼子 ようこそピアノランドへ!

 
 
 

何年も前の母の日に送った薔薇が,咲き乱れています! 

 明日の熊本のコード勉強会のために実家に前泊しています。あまりにも天気がいいので、今日は庭に椅子を出して仕事をしています。風に吹かれて、マツリカやすみれの仲間や名も知らぬ小さな花が揺れています。そして、嬉しいことに何年も前に母の日に送ったピンクの薔薇を地植えしたのを、さらに引っ越して植え直したのが、何十個も可憐な花を咲かせています。
 東京にいると分刻みで時間に追われているので(それは出張しても抱えてきた仕事の量はかえって増えているのですが)、花に囲まれてノートパソコンを開いていると、なんだか泣きたいくらい切羽詰まった忙しさが人ごとのようです。人ごとなんて言ってる場合ではないのですが、小鳥や花や風の中に身を置いていると、締め切りなんてちっぽけなことに思えて来るから不思議です。

 13日のマスターコースでは、なんとか咳き込まずに講義&演奏ができたのでよかった...と思ったら、「先生元気ですね!」とみんなに言われて、疲れている時の方が力を振り絞って元気に見えるのかも!? 
 この日は、アゴーギグと呼ばれるところの、テンポのコントロールについての講義と実践。勉強したああとは、とにかくやってみて、あらゆる可能性に挑戦してみて欲しい! ほぼ全員が、アゴーギグについてのレッスンを受けてきたことがないとのこと。確かに、教えるのが難しいことだけれど、音楽的なテンポの揺れは、聴く人の心をつかむ大切なポイントです。教える人自身が、アゴーギグのコツをつかんでいないと、レッスンできないわけですから、今勉強しているみんなに頑張ってもらわないと!

 次の世代のために、私たちができることは? そう思いながら、講義や、練習、原稿書きに励む毎日。
 それにしても、音楽は愛だと思うこの頃。明日の熊本コード勉強会もがんばろう!

 今日、童話作家の垣内磯子さんと電話で新曲の打ち合わせをしました。詩人の目を通すと、季節の移ろいも素晴らしいドラマになります。30日のライブ"さわやかな風"に間に合うように、これから編曲です。この曲は、ピアノとウッドベースとバイオリンで!
 そして、作家の光原百合さんにいただいた詞に4月中に曲ができたものの(これも編曲はこれから)、歌っていると涙がにじんでくるような切なさです。お二人の詞に初めて曲をつけさせていただき、今回発表できるのは大きな喜びです。
 いつもは自分で作詞作曲することが多いので、言葉を紡ぐプロとの仕事は、とても勉強になります。  

 東京に戻ってからも、この庭を思い出しながら仕事をしよう!
それではみなさん、お元気で!
2010年05月16日 樹原涼子
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〔CD〕樹原涼子ピアノ曲集「こころの小箱」(2枚組)
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ピアノ曲集「やさしいまなざし」
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〔CD〕風はどこから
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ピアノ曲集「夢の中の夢」
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ピアノ連弾のための「ラプソディ第1番」
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ピアノ曲集 こころの小箱
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樹原家の子育て ―ピアノランドと笑顔の毎日―
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