熊本にて、東町仮設住宅にケアコンサートに伺いました

11月12日(土)午後、熊本の東町仮設住宅へケアコンサートに伺いいました。

城南スポーツセンター、月出小学校、益城町杉堂地区につづき、「くまもと音楽復興支援100人委員会」のコーディネートで私がお伺いする4回めのケアコンサートです。(地元では“炊き出しコンサート”と読んでいます。音楽は心のご飯ですから!)

今回は、次男孝之介と東京から前日入り、一緒に演奏することにしました。

 

伺ったのは東町小学校の隣りに作られた仮設住宅で、熊本のあちこちで自宅を失った方々が生活されています。

夏に伺った益城町の杉堂でのケアコンサートに来てくださった方もここに暮らしていらっしゃるとのこと。

どんなプログラムがよいか、前日遅くまで、そして朝からも孝之介と相談を重ね、懐かしい時間を持っていただこうと「紅葉」「エーデルワイス」「野ばら」の連弾で心をほぐしていただけるようにスタート。

まずは孝之介が編曲した『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』から、よく知っている曲を“2パターンの編曲で変化する楽しみ”を味わっていただきました。

 

東町仮設ケアコンサート20161112

 

次は『ピアノランドコンサート』下巻の人気曲「子猫のワルツ」の連弾を。

結局、お天気がよかったので、屋外での演奏ということになり、今回はヤマハから「くまもと音楽復興支援100人委員会」に寄付していただいた電子ピアノが運ばれ、地元の有明楽器の社長さんがマイクやスピーカーもセッティングしてくださいました。

途中からも、仮設住宅の中から何人かが出て来てくださって、思い思いの場所で聴かれている様子に、ああ、伝わっているのだなと嬉しい気持ちになります。

前に用意された席ではなく、仮設住宅の陰からも覗くようにしてお顔が見えます。

 

 

そんなタイミングで、「ともだちになりたい」の手話コーラスをみなさんとご一緒に♪

手話を解説しながら歌っていくと、年配の方も一緒に手を動かしてくださって、声は出なくても音楽をともに表現している!という気持ちを共有できたような気がします。

いろいろなところから仮設住宅に移り住むという事情から、知らない方とご近所になって会話が無くなったという話も聞いていたので、目と目を合わせながら(手話ではみなさん、しっかりとこちらをご覧くださるので!)「ともだちになりたい」という曲のストーリーと手話を楽しんでいただけたらと思いました。

 

みなさんが生活されている仮設住宅を背にして、小さな集会所の前に椅子を並べて、ひなたぼっこしながらのコンサート。

 

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集会所の縁側に腰かけて聴いているみなさん。

 

東町仮設ケアコンサート3

 

 

 

せっかくマイクをスピーカーに繋いでくださったので、オリジナルの「子供達へのバラード」を孝之介の伴奏で歌い、最後はどうしてもこの曲を歌った方がいいという彼のススメで、急遽「祈り」も歌いました。

歌ってみると、この曲の歌詞はとてもぴったりだったかもしれません。サビの部分の歌詞を抜粋します。

 

あなたのために祈りましょう あなたの夢がみつかるように

あなたのために祈りましょう あなたの夢が叶うように

 

あなたのために祈りましょう あなたがいつか誰かのために

祈れるように祈りましょう あなたのために祈りましょう

 

私のために祈りましょう 私がいつも誰かのために

祈れるように祈りましょう 私のために祈りましょう

 

たとえどんなに悲しいことも 悲しいままじゃないから

あきらめないで あきらめないで 明日のドアを叩いて

 

終了後にみなさんとお話ができて、楽しい一時を持ちました。

「街まで出かけて行くことは滅多にないので、こうして来てくれて嬉しい」

「エーデルワイスを聴いて、女学校で歌ったことを思い出しました〜(若返った輝く笑顔!)」

「あの猫の連弾はよかった! トムとジェリーのような動きが見えるようだった」

「コンサートに行きたくても行けない生活でした。楽しかったです。また、来てください」

「生まれて初めて手話をしました。少し覚えられてよかったです。この近くに聞こえない方の施設があるんですよ」

口々に感想を伝えてくださってとても嬉しい。

「また、伺いますね!」と、笑顔で手をふりました。

 

 

コンサートの片付けが終るまで待っていてくださったみなさんと、最後にパチリ♪

(写真は、みなさんのご了承を得てアップしています)

 

東町ケアコンサート4

 

 

最後まで見送ってくださった方もいらして、気持ちが伝わったことにじ〜んとしました。

送迎をしてくださったスタッフの方が、コンサート終了後目を潤ませていらして、同じ思いでケアコンサートを支えてくださるみなさんとの出逢いにも感謝の気持ちでいっぱいになりました。

会社がお休みの日に駆けつけてくださったボランティアのみなさんにも、心から御礼申し上げます。

そうそう、パパのボランティアにつき合ってくれた坊やもありがとう!

 

私事ですが、実家に戻っても仕事やケアコンサートで留守にするのが父に申し訳ない気持ちがあり、今回は孫も演奏するので同行できないかと100人委員会にお願いしたところ、それが実現したことも嬉しいです。

また、音楽でできることをつづけていきます。

仮設にいらっしゃるみなさん、寒くなりますが気をつけてお過ごしください。

また、お伺いいたします。

 

 

 

 

 

樹原涼子
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