10月29日福岡タオ・ホールで、終わりたくなかった一日セミナー♪
「樹原涼子先生と過ごす 耳と心を開く一日セミナー」と題して、福岡のおんぷの会のみなさんが、ステキなセミナーを企画してくださいました。
それは、九州から長野まで泊まりがけで行くことは難しくても、自然に囲まれた素晴らしい環境のホールで、名器ベヒシュタインを奏で、庭園で昼食をとり、丸一日勉強すれば、女神山合宿に匹敵する濃い内容を分かち合うことができるのではないか、という思いから出発したとのこと。
私も、二泊三日の合宿に匹敵するメニューを考えるのに苦労しましたが、みなさんからのリクエストも盛り込みながら、朝から夕方までのメニューを有機的に組み上げていくことができました。
「来てよかった」と思って頂くために、今私が研究していることの全てを凝縮してお伝えできるようにと心を砕きましたが、これは、ピアノランド25周年を前に、これまでの自分の研究を振り返るよいきっかけにもなりました。
参加されたみなさんに喜んでいただき、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
清々しい庭園にて、主催のおんぷの会のみなさんとパチリ♪
左から、山口恵美子さん、佐々木真樹さん、樹原、菊池悦子さん、内田良子さん、高野望さん。
午前中は、『耳を開く 聴きとり術 コード編』をじっくりと聴いて味わって頂き、これまでコードをマスターできなかった理由と、マスターする方法を実感していただくところからスタート。
“聴きとり術”勉強会のメニューからも、選りすぐりのところをお聴きいただき、子ども達の作曲指導にも役立てていただけるように。
耳を澄まして沢山のコードを聴きわけた後は、お楽しみのランチです!
心づくしのメニューを光溢れるお庭で、みなさんと和やかにいただき、エネルギーチャージ。
福岡はもちろん、山口、長崎、佐賀、熊本からおいでいただいたみなさんと楽しい一時を過ごしました。
みなさんと記念撮影です♪
午後は椅子の上でのストレッチをたっぷり。(写真はありません 笑)
ピアノを弾くために身体をどう使ったら良いか、ストレッチ、脱力、部分脱力などを体験していただきながら、細部まで心を配るには脳からの指令が大切、そして日々の積み重ねを、とお話しました。
その後、何人かに前に出ていただいて、上記を応用した美しい音の響かせ方のコツを実際に。
樹原孝之介著『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』より、「エーデルワイス」の2つの編曲を、受講生と連弾しながら、コード分析も。
リハーモナイズ(コードの付け替え)による雰囲気の違いをじっくり味わうと同時に、「音楽の何を聴きながら弾くか」がいかに重要かに気づいていただきます。
メロディを弾くことに必死で余裕がなければ、伴奏と一体になり溶け合うことができません。
一音一音の響きに気を配り、ハーモニーを聴き合い、感じ合ったときの演奏と、全く印象が違うことを実感していただき、いかに「連弾」するかを追求していきます。
みなさん、2回目の演奏のハーモニー、とてもステキでした。
休憩後は、『こころの小箱』『夢の中の夢』『やさしいまなざし』の中からレクチャーコンサート。
今日一日学んだことを思い出しながら、ベヒシュタインの響きに包まれて、リラックスしていただく一時。
主催者から頂いた写真で一日セミナーを振り返っていると、何だか胸がいっぱいになります。
こんなにもピアノを愛している方達が沢山いらっしゃることが嬉しい。
ご自身のために、次の世代のために、もっともっと美しく奏でたいと願う、先生方の熱い想いが結集した一日セミナー。
企画してくださった“おんぷの会”のみなさんの心のこもったおもてなしに、受講生のみなさんもとてもくつろいで、幸せそうに勉強されていたのが印象的です。
すでに多くの方がブログにアップしてくださってありがとうございます!
またいつか、福岡でお会いしましょう!
ありがとうございました♪