ピアノランドフェスティバルでの子ども達の動画をご覧ください♪

ピアノランドフェスティバルでの子ども達の動画をご覧ください♪

2015年は、「録音応募プロジェクト」の意味が先生方に随分と浸透してきたようです。

ピアノランドの連弾部門の演奏はより生き生きと、作曲部門の作品はそれぞれが独自のスタイルを楽しんで作っているようで、誰かと競うのではなく。自分の中の音楽を深めていく様子がうかがえてとても嬉しく聴きました。

保護者の方が提供してくださった録画を公式ウェブサイトにアップいたしましたので、みなさま、どうぞご覧くださいませ。

 

http://pianoland.co.jp/concert/plf

 

このプロジェクトの連弾部門の目的は、自宅やレッスンでの演奏を録音して自分の耳で聴き直すことで、自分の演奏を客観的に聴く経験を積んでもらいたいということにあります。

ピアニストがなぜどんどん加速度的に上達していくかと言えば、スタジオで何回も自分の演奏を聴き、自分の耳だけではなく、ディレクターやエンジニアの意見を参考に試行錯誤しながら、最高の演奏に向かって集中していくからです。

 

どこが惜しかったのかを瞬時に聴きわけるということは、理想の演奏像があればこそ。

ピアノの先生と一緒に何回も録音をしていく過程で、子ども達は驚くべき上達を遂げていくと、多くの先生の声をいただきました。

「先生、もう1回弾いていい? ここをこんな風に弾きたい!」と、チャレンジしつづけることで、他の誰でもない自分の演奏に対する思いを深めていった子ども達。

 

 

また、作曲部門の目的は、まず、曲を作るという経験をしてもらう!ということにあります。

伝えたい思いから、詩や作文や絵画や踊りなどができていくように、音という素材を使って私達は様々なことを表現できます。

はじめからいい曲を書こうと力まず、まず、音にしてみる、書いてみるという経験を応援するためにこのプロジェクトを始めました。

とにかく、落書きからお絵描きが、作品が生まれていくように、まずは作曲を楽しむというところがスタートです。

応募してくれた子ども達の曲は、ほとんどが1作目か2作目! 「作ってみた」という段階での応募です。

 

 

演奏作曲とも、応募全ての作品にコメントを書いて送り、健闘した演奏や作品にはプレ・セミナーでの公開レッスンでアドバイスを、さらに選ばれた子ども達はピアノランドフェスティバルのステージで演奏を。

応募したすべての子ども達が「応募してよかった!」という手応えがあるようにと心を砕いた半年間。

プレ・セミナー、フェスティバルとも、ベヒシュタイン、ベーゼンドルファー、スタインウェイ、Shigeru Kawai、ヤマハCFX等の素晴らしい名器を使い、ホールの響きの中で多くのことを学んでもらおうと努めました。

 

次世代を担う子ども達の才能ややる気を応援していきたい。音楽を愛する気持ちを育てていきたい。

そんな願いを多くのピアノの先生方と共有して、今年もピアノランドフェスティバルは幕を閉じました。

ご協力いただきました先生方、保護者のみなさま、ありがとうございました。

 

 

最後に、子ども達と楽しく連弾をしてくださった小原孝さんに、心から御礼を申し上げます!

今年は、子ども達の作品も演奏して頂き、作曲した子ども達も大喜びでした。

 

来年も、楽しいピアノランドフェスティバルが開催できますように!

 

樹原涼子
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