女神山での合宿、最高に楽しみました♪
ピアノランドフェスティバルの最終公演の翌日から二泊三日の合宿だなんて、信じられない(笑)!
女神山合宿の前日にさくらホールが取れたときは(抽選です)一瞬たじろぎましたが、どちらも諦めるわけにはいかず、何とかなる、いや、何とかするのだと決心したのでした。
幸い、今年からはアシスタントではなく、次男の孝之介がストレッチとジャズダンス、『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』の講義等、全体の約3分の1を担当したことと、メニューの立て方を工夫をしたことで体力的にも無理無く(参加者も私も)楽しむことができました。
女神山山麓の森の中に点在する施設がまた素晴らしく、いくつかの宿泊練、セミナー会場、ストレッチやダンスをする別棟の会場に移動するときも、梢を揺らす風や木漏れ日を感じます。どこに居て何をしても幸せを感じられる場所。
食事を作らなくてよいというだけでも嬉しいところに、敷地内ですくすく育った無農薬の野菜を中心とした料理の美味しいことといったら、もう、参加者全員がノックアウト。食は本当に大事ですね!
この環境で音楽三昧の3日間を過ごすのですから、みなさんの顔はほころびっぱなしです。
早起きしたメンバーと、森を抜けて神社まで散歩。清々しい朝となりました。
合宿では、単発のセミナーではできない“流れ”を作ることができます。
例えば、いい音で演奏するには沢山のことが同時に達成されなくてはなりません。
しなやかな身体の筋肉を持つこと、丹田に重心を置いてムダな力は入れないこと、耳も身体も心も開いてこれから奏でる音を意識すること、既に奏でた音をよく聴いて観察すること、自分の身体が今どういう状態にあるかを知りコントロールすること等が必要です。
そのための要素を、1つずつ学び、いくつかの要素をぐるりと一周して螺旋状に習得しては次の段階へいく、いわば“二段階導入法”。
演奏は自分の身体をコントロールするものだと、もっともっと意識してもらえたらいい音がでるのに……と感じてきたことを、メニューにしていく作業はとても楽しいものでもありました。
リラックスしなければ自分の音も、他の人が奏でる音も、これから奏でる音さえも聴こえないので、孝之介と相談しながらストレッチとジャズダンスの中に脱力を意識するメニューを取り入れ、“聴きとり術”へとつなげる流れを作りました。
その耳で、『ピアノランドコンサート』上中下巻を使いこなすコツを学び、リハーモナイズの何たるかを学び、『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』から1曲を丁寧に分析し、参加者全員と編曲者との連弾で聴き合い、『こころの小箱』『夢の中の夢』『やさしいまなざし』から数曲ずつのピンポイント解説とつづきます。
最終日は、ダンスもバッチリ、“聴きとり術”で耳も開き、脱力した美しい音で全員が音を味わって演奏することができて、充実した三日間となりました。
そうそう、ピアノランドのミュージックデータを「ピアノランドの広場」でダウンロードする方法、それをiPhone、iPadで使いこなすアプリケーションソフト SOUND Canvas for iOS で再生する方法も紹介しました。
中でも、iPhoneをスピーカーに繋いでミュージックデータを聴いた瞬間に、会場は大絶賛の嵐。
「こんなにいい音で聴けるなんて、高価なハードもいらないなんて!」と、早速その場でダウンロードする人も。
改めてwebでも紹介しますが、本当に便利になりました♪
来年はピアノランド25周年となるため、合宿はお休みの予定と発表しましたが、その決心が鈍るほどみなさんに喜んでいただけたことが嬉しい。
音楽を愛する人が集まった、宝物のような三日間。
私にとっては、ピアノランドフェスティバルを無事に終えたご褒美のような時間でした。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!