子ども達の才能を慈しんで育てていきたい♪ 7/21、7/23、東京のプレ・セミナー終了!
7月21日はヤマハ銀座店でCFX、23日はカワイ表参道でShigeru Kawaiを使って、ピアノランドフェスティバルのプレ・セミナー最後の2カ所の講演が無事終わりました。
熊本ではベヒシュタイン、梅田、名古屋はShigeru Kawai、全ての会場で選りすぐりの名器を使って、講演、公開レッスンができたことをとても嬉しく思います。
前半の講演では、「美しい響きを自分の耳が求めつづけるように」そのためには、「初めの一音からいい音で演奏する」ことが大切で、そのいい音を出すために「脱力が大切」で、「どこをどのようにコントロールして演奏に脱力を生かすのか」を具体的にワークショップで学び、それを、後半の公開レッスンで実際に経験するという流れ。
ワークショップの様子
作曲で選ばれた子ども達は、自分の曲のを一緒に分析しながらよりよい表現をみつけ、次の作品にも生かせるように。
連弾で選ばれた子ども達には、本当にいい音で弾いているか耳を澄ませて、その曲を表現するには何が足りないかをみつけて、道筋をつけていく。
そんなレッスンをしました。
21日の公開レッスンの出演者とパチリ
23日の公開レッスンの出演者とパチリ
どちらの会場でも、選ばれた子ども達は精一杯の演奏を繰り広げました。
心からの拍手を送りたいと思います!
この日を迎えるまでに、録音応募をするところから、先生方、保護者のみなさまにも、大変なご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
記念演奏で出演した子ども達も、1回の演奏に心をこめて、一生懸命演奏した姿が素晴らしかったです。
自分の音楽に自信を持てるようになると、きっと人生が変わるかもしれません。
ピアノは、子ども達の一生の友達になることでしょう。
作曲をするようになると、いつもいつも、音楽を考える癖がつきますから、演奏をするときに楽曲を見る目が違ってきます。
創作する経験がどんなに大切かという話をダンスの先生としたのですが、「モダンバレエでも、振り付けができる子は動きの意味を考えて踊れるけれど、振り付けができない子は、ただ表面的な動きになってしまいがち」と。
何事も、そう、料理だって、小説だって、絵だって、作ってみなければわからないことはあるのですね。
将来、ピアノランドフェスティバルから日本の音楽界を引っ張っていくような作曲家や演奏家、指揮者やプロデューサー、エンジニア等、様々な分野で活躍する人が巣立っていったらいいな、という壮大な夢が、何年かすれば夢ではなくなるような気がしています。
そして、音楽を仕事にしなくても、耳の肥えた音楽ファンが沢山育っているはずです。
そのためには、ピアノランドフェスティバルそのものをつづけていくこともまた大切なのだと、改めて思います。
小原孝さんという素晴らしいゲストを毎年各地にお招きできるのは、大きな喜びです。
ピアノランドフェスティバルがコンサート初体験という子どもは多いのですが、だからこそ、初めに本物に触れるということはとても大切です。
小原孝さんの宝石のように美しい音色と卓越した表現力を、小さい子ども達にもぜひ聴かせてあげたいと思います。
プレ・セミナーの最後に、銀座では「夕焼け小焼け」、表参道では「野ばら」を次男と演奏いたしました。
といいますのは、7月末に樹原孝之介編曲の『ふたりで弾こう!ピアノびっくり箱』という連弾曲集が発売予定で、よく知られた曲を2通りの編曲で連弾を楽しむという企画なので、子ども達にも聞いてもらおうとお披露目をしたのです。
参加の先生方が2通りのアレンジにとても興味を持ってくださって、限定で届いた先行発売の楽譜があっという間に売り切れてしまいました。
『ピアノランド』を弾いている子ども達の併用曲にもピッタリなので、ピアノランドフェスティバルでもご紹介いたします。
この作品については、また改めて書きます。
それから、22日は、ピアノランドのミュージックデータがダウンロードで発売になりました!
まずは、「ピアノランドの広場」をご覧ください。
iPhone、iPadでミュージックデータが使えるアプリの紹介もあります♪
ミュージックデータを練習の味方につけて、どんどん上達する人が増えますように!
それでは、7月29日のピアノランドフェスティバル名古屋公演で、お会いしましょう!