8月4日プレラホールにて、ピアノランドフェスティバル西宮、終了しました!
毎年、西宮では神戸女学院ホールで開催していましたが、今年は抽選に漏れ、近くのプレラホールでの開催でした。初めてのホールでは勝手がわからず戸惑うこともありますが、プレラホールの方々のとても細やかな気配りで、コンサートは順調に進みました。
全体の構成は名古屋と同じですが、出演する子ども達とその演奏曲目が変わると雰囲気も変わります。さらに、西宮にはゲストもお迎えしました。
まず、西宮で自作曲を披露した子ども達はすべてピアノ曲。
9日に開催する東京では、なんと全て歌詞のある曲!(お楽しみにね!)
選んだ曲が地域によって偶然にもピアノ曲と歌に分かれたのはとても面白い現象です。西宮の子ども達の様子です。
1. 玉守 織羽(小3) 「おもちゃのこうしん」(作曲:玉守 織羽)
かわいくて元気な、いろいろなおもちゃが行進しているイメージが出ている曲です。イ短調とハ長調の平行調を使ったイントロ、半音上下する音型をハモらせた意外な展開等、これまでに吸収してきた音楽が自分の曲となって花開きました。最後近くで、会場で何かものが落ちる音がしたときに少し動揺したのが惜しかったけれど、よく頑張りました!
2. 清川 舞花(小5) 「ストケシア」(作曲:清川 舞花)
ストケシアという、紫色の美しい花の名前をつけた愛らしい曲。例えば、左手の伴奏と音の選び方等、決まりきったお約束に縛られない美しさをみつけました。自分の伝えたいことをしっかりと持って作曲できており、公開レッスンよりも表情豊かに演奏できました。
3. 横山 あかり(中2) 「森の声」(作曲:横山 あかり)
森の中の清々しい空気、やわらかな光、樹々を揺らす風や小鳥…森林浴をしているような気持ちに浸れる、美しい曲ができました。ベースラインの動き、優しいメロディ、変化する中間部、コントラストのある曲です。落ちついて、美しい音で演奏できました。これからも、きっとステキな曲が生まれることでしょう。
西宮会場では、ここ数年の私の作品集5冊の表紙を描いてくれている、イラストレーターの本間ちひろさんがゲストとして登場してくれました。
「絵も音楽も、形の無いものを形にするところが同じ…」と会場に語りかけ、「平和」という詩を書いて持ってきてくれたので、急遽、“小原さんのステキな即興演奏にのせて私が朗読するコーナー”が出現しました。
こうして、毎回、少しずつ違うフェスティバルになっていくのがスリリングで、また幸せなことです。
終演後に本間さんからいただいたメールを、ご紹介する許可をいただいたので、ここに。
「詩の朗読とピアノ、本当に良かったです。
会場のみんなで、ひとつのやさしい大きな大きな平和の木をしっかりとみつめていたのが
はっきりと、伝わってきました。
会場中のみんなが、千年後の子どもたちを想ったこと、すごいことだと、思いました。
見えないものを、みんなで見る。
それが、希望になるということ。
すばらしい経験をさせていただきました。
最大の感謝です。
本間ちひろ」
本間さんも一緒に、出演者とボランティアスタッフのみなさんとパチリ♪(全員の許可をいただいています)
各地のサイン会には、小原さんの弾き語りフォーユーのファンの方、ピアノの先生、ピアノを習っている親子連れが沢山並んでくださるのですが、今年はゲームファンの方も来場、俺屍2のサントラCDにサインをしました。作曲者である次男の樹原孝之介も、張り切ってサインをしていました♪そして、西宮は、ゲストの本間さんの本格的なイラスト&サインがいただけて、みなさんとても嬉しそうでした♪
ピアノランドフェスティバル2014 西宮
アンケートより抜粋
わたしはピアノをならっていてそのがくふがピアノランドです。なので、しっているきょくが7こもありました。
きょねんにつづいてききにきました。きはらせんせいのやさしいこえとピアノのねいろがすてきでした。おばらせんせいのピアノもかっこよかったです。
毎年楽しみにしています。ありがとうございました。今年の「花」は特にドラマティックで感動しました。低音が響き渡り高音が華やかで力強く感動的でした。ステキな時間をありがとうございました。
陽だまりの家、Dreamingが、好きでした。
子どもの作品発表の「森の声」がとてもさらさら流れる感じでよかった。「ストケシア」がかわいいお花みたいにひけていて、ききやすかった。
「いかないで」「WILL」の親子共演、感動しました。
息子さんの曲を歌うというのは、どんな気持ちなのでしょう。
すべてよかったです。ショパンのノクターン、娘にも弾いて欲しい!と思いました。「WILL」親子競演とても良かったですよ。
「風のメロディ」が生で聴けてすごーく嬉しかったです。「ランチでピアノ」もとてもよかったです。「ランチでピアノ2」早速購入しました。アンパンマンの歌詞の意味、やなせさんの思いを初めて知り、子ども達だけでなく大人への応援歌でもあるのだと思いました。
今年の(子ども達の)作曲3曲もとても素晴しかったです。