8月2日 しらかわホールにて、ピアノランドフェスティバル名古屋、終了いたしました♪
夏休みに子ども達に聴いてほしい!と、暑い盛りのコンサートをつづけております!
ピアノランドフェスティバルで各地を廻り始めた頃、小原さんの体力に圧倒されて反省した日のことを今でも思い出します。二日つづきの公演で、二日めのリハーサルで体力が尽きてしまいそうな私を横目に、小原さんは前夜、ホテルのプールで泳いで余裕のリハ。正気でステージに立ち続けるためには、「まず体力!」と思ったのでした。
その後、スケジュールは毎年タイトになるばかりですが、毎日のストレッチと食事のバランスのおかげで、夏のツアーも元気に乗り切れるようになりました。
演奏家を目指すみなさんは、まず、移動後のリハーサル2時間と本番2時間を終えても、あと何曲もアンコールできる余裕、翌日本番でも大丈夫な身体作りを心がけることをおススメします!
名古屋のお客様は、しらかわホールの美しい響き、ベーゼンドルファーで小原孝さんの生演奏を聴くことができて本当にお幸せ! 私も客席で聴きたかったと思うほど、休憩前の小原さんのコーナーは素晴らしかったです。
そして、自作自演の子ども達も、その同じホールとピアノで大変素晴らしい演奏ができました。プログラム順に、ミニ解説付きで紹介します。
1. 杉山 愛果(小5) 「雲」(作曲:杉山 愛果)
移り変わっていく雲の様子を、ピアノ曲として表現した愛果さん。聴く人の心に、美しい景色を想像させることができました。公開レッスンで、私の作品「光る川」に登場する、手のひらを使った黒鍵を使う三日月型のグリッサンドを指導するコーナーを作りましたが、早速イントロに取り入れ、とても上手に使えましたね!
2. 川澄 絢子(小3) 「ビルケバイネル」(作曲:川澄 絢子)
図書館から借りて読んだ、ノルウェーの勇者「ビルケバイネル」の物語に感動して書いた作品とのこと。物語から触発されて作品ができるというのは、芸術の循環だと思っているのですが、私も絵画や彫刻、詩や物語にインスピレーションを得ることがあります。勇者ビルケバイネルの困難な冒険を乗り越えて行く様子を、しっかりと音楽にできました。子どもの頃に、このような体験ができるのは素晴らしいことですね。
3. 土岐 あさひ(高1) 「雨」(作曲:土岐 あさひ)
高校生ともなると、内面の充実、感受性のヒダも細やかに育ち、とてもよい作品ができました。「雨」というタイトルですが、単に雨の様子を書いたのではなく、聴く人の心の中に、雨を見ている人の心の変化を切なく感じさせる何かがありました。公開レッスンよりも、リハーサルよりも、ステージでの本番が一番よかったことも嬉しい。
それぞれの年齢で、それぞれの感性を、自分の持つテクニックの中で自然に表現できた曲と演奏。
子ども達の可能性を限りなく感じます。拍手を送ってくださったみなさま、ありがとうございました!
そして、後半では、ピアノランド育ち、小原さんの弟子でもある樹原孝之介と私で、『こころの小箱』から「いかないで」を連弾。さらに、発売したばかりのゲーム「俺の屍を越えてゆけ2」の主題歌で孝之介のデビュー作となった「WILL」(願い、遺言、決意という意味があります)を、彼のピアノで歌いました。
次の世代へと託す想いがちょうどそのゲームのコンセプトと重なり、また目の前には沢山の親子のお客様がいらして、ピアノランドフェスティバルそのものを私もステージ上で味わう、不思議な体験をしました。
HARA HARA 倶楽部で「花」「逢えてよかったね」を歌い、ここでもまた、ピアノランドフェスティバルの歴史を思いました。再来年は、ピアノランド25周年、月日がたつのは早いものです。
最後に、ロビーでボランティアスタッフ、販売をしてくださったカワイ名古屋のみなさん、息子達とパチリ。
ピアノランドフェスティバル2014 名古屋
アンケートより抜粋
『こころの小箱』の中で一番好きな「いかないで」を生演奏で聴くことができ、とても嬉しかったです。樹原先生と息子さんとの共演もとてもステキで(ゲーム主題歌の)「WILL」も感動しました。
小原先生の弾き語りフォーユーのコーナーは、本当にラジオの公開放送を聴いているようで楽しかったです。「ノクターン」は、初めてヴァリアント付きというのをきいて素晴しすぎました。「陽だまりの家」も家での何気ない様子が思い出され普通が幸せなんだなーと思いました。「アンパンマンのマーチ」の歌詞も心に響きました。「エリーゼのために」を実際に弾いて練習のポイントを教えていただけたのもとてもわかりやすくてよかったです。
毎年子ども達を連れてこのしらかわホールへ伺うのをとてもとても楽しみに心待ちにしております。「花」「願い」など大好きな曲を聴くことができ明日からも反抗期にさしかかった子どもたちをゆっくりと見守りながらも共に歩んでいこう、と改めて心に思いました。感動をありがとうございました。
ラジオで毎回弾き語りフォーユーを聴いております。一日の中で音楽に浸れるひと時です。名古屋に住んでいるので今日のしらかわホールで小原さんの生の演奏を聴くことができとても嬉しいです。
子ども達の作品も聴けて、未来のピアニストが育っていく姿を見ることが出来、感激しました。
このフェスティバルを聴いて、小学生以降弾いていないピアノをまた弾きたいと思いました。
「ノクターン」がすごくきれいだと思いました。「いかないで」のコード進行もすごくきれいで大好きです。
今回、最前列の端に座って見ました。スピーカーのすぐそばなので、お二人の歌やトークの臨場感が素晴らしく新鮮でした!
子ども達の曲や、樹原先生の御子息の演奏などをきいて「日本の未来は明るい!」と思いました。母子で連弾…私と息子も今度発表会でしますが、樹原先生たちとのレベルの違いはさておき楽しみます!!
樹原先生のマーメイドのようなドレス♪とてもステキでした。ピアノランド5巻のイメージでした。
作品発表の皆さん、作曲第1作目とは思えない「雨」、ピアノランドの勇者も思い出させ、たからのダンジョン…草原のたたかいなど弾いてきた子たちだなと感じる「ビルケバイネル」、「光る川」を思い出させる「雲」など本当に素敵でした。
今回土曜日ということで少し参加してくれる教室の子達が少なく感じました。ピアノ講師的に、平日の夏休みの方が動員しやすいです。