東京の雪は、大阪に行っていて見られませんでした。
珍しく東京に雪が降った2月1日は大阪に前泊していて、戻ったらもう跡形もなく消えていました。残念!
2日の大阪の古典のコード分セミナーには、前回のバロックより多くの方がつめかけ、一言も聞き漏らすまいと熱心に楽譜に書き込みをする姿に感動しました。モーツァルト、ハイドン、ベートーベンの作品から、レッスンでよく使う曲を中心に和声の動きを追っていったのですが、コードと機能で解説していくとバロックやロマン派の曲との違いもより際立ち、ソナタ形式という制約の中で輝く端正な美しさ、作曲家が一音にこめた思いまでが伝わったようで、大きな手応えを感じました。
勉強すればするほど、ピアノという楽器が好き、ピアノ曲が好き、ピアノを弾くのが好き、ピアノの音色が好き…と、ピアノから離れられなくなっていきます。セミナーに参加される方も、ピアノを愛している方ばかりで、やり甲斐を感じます。
次回4月6日は古典からロマン派にかけて。ピアノの発達とともに、和声も華麗になっていくので楽しみです!
4日は、ホールでマスターコース。今回は、教会旋法の解説の他、速いパッセージの技術、リズムトレーニング、指のコントロールを高める練習などの特訓日。受講生のみなさんはどんどん前に出て弾いてくれて,一言のアドバイスですぐに反応できてすごい!続けて午後は6人のミニ公開レッスン。さすがに、終わったらぐったりしましたが、上達してこぼれる笑顔を見るのは幸せです。
そうこうしているうちに,岡山のバレンタインライブの細々した打ち合わせが大詰めを迎えています。主催者とスタッフが、バンドでの旅の準備(たくさんの楽器も移動するので)をぬかりなく進めている間に、旅に出る前に仕上げるべき原稿を書き、リハーサルの準備と練習も、と気が急きます。
分身の術が使えたら、といつも思いますが、カレンダーを眺めつつ「もう少しでできる…!かも…!」という緊張感もないと怠けてしまうので、きっとちょうどいいのでしょう。
ああ、早くメンバーに会って、あの音に包まれたいなと、リハーサルが待ち遠しくなります。岡山のみなさん、ごきげんバンドの音に包まれて、幸せになりましょうね!
それから、東京近辺のみなさん、2月18日は国立で「楽しい楽典1、2、3」のセミナーがあります。子どもたちに、音楽のしくみを楽しく教える名人になりませんか? それでは、お元気で!