みなさん こんばんは!
昨日はスターパインズカフェで、おひな祭りライブをやりました。今年初めてのライブで新曲を2曲演奏できたこと、ハンマーを変えてすぐのピアノは弾きにくかったけれど、ゆったりと歌に気持ちを集中できたことが良かったと思います。
目の前がスッと開けたような気分で本番ができたことが気持ちよく、そんなライブにゴダイゴのプロデューサーだったジョニー野村氏が来てくれたのもラッキー。「歌、すごくうまくなったじゃないか」と楽屋口でハグしてくれたのがとても嬉しく、矢継ぎ早のアドバイスを胸に刻んだのでした。
開演前に、久世光彦さんが亡くなったので行けなくなったと、友人のテレビプロデューサー氏から連絡がありました。
かけだしのころ、久世さんのドラマで歌の吹き替えの仕事を一回、女優さんのピアノ演奏指導や弾いている手のカットなどをやらせていただいたことがありました。個人的なお付き合いはありませんでしたが、ずっと尊敬していた方でした。
この日初演した「大地に捧ぐ」は、「久世さんのために歌ってよ」とうちのプロデューサーが言ったのも無理ありません。
生命には限りがあるけれど、、久世さんが残してくれたとびきりの作品たちは、日本の財産としてずっと私達の胸に生き続けるだろうと思います。ものを創る人は、次の世代に自分の全てを残し、バトンタッチしていきたいと作品に情熱を傾けるのですね、どの分野の人もきっと。でも別の見方をすると、ただ、無心にやったことの結果がそうなるとも言えるし…。無心ということは、人のためとか自分のためとかを越えたところにある境地です。そんなステキな仕事をしてきた人たちのことが、少しはわかる年になったのかなと思います。
ごきげんバンドのメンバーも、それぞれが売れっ子なのでとても忙しいのだけれど、私がスタジオミュージシャンとではなく、自分の仲間として“バンド”で演奏していきたい意味を良くわかってサポートしてくれていて、その心の交流がサウンドに表れてきたかなと思います。ますます「これから」という思いを強くしたライブでした。
次は少し間があいて、9/16に国立で「弾き語り night & バンド de night パートII」を予定しています。今回聴き逃した方はぜひいらしてくださいね。
先週のことですが、絵門ゆう子さんの「うさぎのユック」の朗読コンサートでほんの少しお手伝いをしてきました。絵門さんが書いた詞に私が作曲した「その手を胸に」という歌を急遽二人でデュエットすることになったのです。前の晩に詞の直しも入り、それぞれがどこを歌うか決めて、というあわただしさでしたが、当日たった1回のリハーサルで本番をぴたりと決める集中力とカンの良さには脱帽です。
2時間以上の本番をきっちり終えて、そでのソファーに横たわっている姿は痛々しかったけれど、「また 詞を書いてみようかな」と言ってくれたので、楽しみに待っていようと思います。それにしても、絵門さんの地元で、地域の小学生と一緒に作り上げた舞台は、いろいろな意味で真に感動的でした。私自身もその想いを胸にライブに向かえたのも良かったのかもしれません。一回一回、手を抜かずに全力投球していく尊さを、開場のみんなが全身で受け止めていたと思います。
さて、改めて自分のスケジュールを見ると、やはり今年はすごいことになっています。ひとつひとつ、全力投球です。まずは、3月9日の The Four Seasons 連続セミナーの2回目。コード分析をしやすいクラシック曲も紹介しながら、とびきり有意義なセミナーにしようと思っています。ほとんどの方が連続券のようですが、あと何席かは余裕があると思いますので、コードネーム初体験の方もどうぞいらしてくださいね。
それではお元気で!
p.s. ピアノを習わせている保護者の方への Q & A コーナーを作る予定です。
お子さんのピアノのお稽古についての質問がありましたらどうぞお寄せください。少しずつお答えしていく予定です。