ごぶさたしています。お元気ですか?
私は“The Four Seasons”の楽譜集の編曲で、起きていられる間中音符を書いている毎日。そんな中、昨夜は小原孝さんのリサイタルで、絵門ゆう子さんと隣の席で一緒に熱い拍手を送りました。モーツァルトのソナタの生き生きして美しいこと!四手では石井里乃さんと息がぴったり!ブルグミュラーの18の練習曲の華麗なこと!モンサルバーチェの小品のおもしろいこと!しかも、アンコールは水戸黄門、ボレロ、上を向いて歩こうとフルコースなメニューでした。連載や伴奏など他の仕事をかかえてこの日のためにどれだけ努力したか想像するだけで私もパワーをもらえます。文句なく楽しい気持ちにさせてくれるのはプロ中のプロ!堪能させてもらった一夜でありました。そんな小原さんとのピアノランドフェスティバルは7/25文京シビックホール。他では聴けない贅沢なピアノランドチクルス!みなさんいらしてくださいね。
そう言えば仕事に…というか自分の夢に欲張りな人ととても気が合うのは昔からですが、5月14日にフィリアホールで聴いた上杉春雄さんも現役の脳神経内科医とピアニストを両立させているすごい人です。彼の演奏を聴くのは3回めでしたが、ラヴェルがとてもステキ。シューベルトの遺作ソナタも心に届きました。まるで「ピアノランドたのしいテクニック」のお手本のように美しいフォームと、あたたかい心と冷静な頭脳!チャンスがあったらみなさんも聴いてみて下さいね。
そして、私と同じくらい、いえいえ、もっともっと夢に欲張りな女性は絵門ゆう子さん!朝日新聞に連載中の「がんとゆっくり日記」(毎週木曜日)は、全国の人をどれだけ励ましていることでしょう。絵本「うさぎのユック」をテーマに書かれた「そこに光があったから」の詞に私が曲をつけたのが春の朗読コンサートで好評だったので、6月18日の国立ライブで、改めて歌う予定です。ご本人も来て下さるとのこと?
絵門さんの心からの願いが私のメロディとドッキングして、たくさんの方に届くといいなと思っています。前半弾き語りnightでは、その曲も含めて“The Four Seasons”からピアノソロも(今、編曲中…)、後半では、おひな祭りライブで好評だった(ガツンとなぐられたようだったそう…)「愛する者たちよ」もやっちゃおう!
しかし、その前に、とにかく楽譜集がどこまでできるか、ムジカは書けるか、マスターコース、コード塾、セミナーとピアノソロのレコーディングは!?と、つな渡りの日々をのりきれるか!
とにかく、6/18に元気で歌えるよう、毎日がんばります。みなさんもお元気で!
どんなゴールデンウィークをお過ごしでしたか?
私は4月27日名古屋でコードネームのセミナー、29日は熊本で20人の小学生に“ピアニストの手のフォーム&タッチの基礎とコードネームを教える”2つのワークショップを開いてきました。(…というとなんだか堅苦しそうですが、楽しいゲームをやるように次々とメニューにチャレンジしていくと、子供達も食いついてくるんですね。)
結構難しい曲を弾いている割にはフニャフニャの手の子もいましたし、ハイフィンガーの癖がついてしまった子もいましたが、「なぜ、そうした方がよいのか」を一緒に考えながらひとりひとりの手をさわって矯正していけば1時間程度で手のフォームはガラリと変わります。
コードネームのワークショップは、コードの経験のある子もない子も「コードを感じる」「コードを歌い分ける」「コードの変化を聴き取る書き取る」など、これもゲームのように進めていくと、かなり耳が開いてきました。先生が自分でコードがわかるようになれば、ワークショップと同じように自宅レッスンでも指導できるはず。
小さい子ほど反応が良いのは東京のワークショップと同じでしたが、わからないことを正直に言える子、きちんと自分の言葉で質問ができる子が多いのにはびっくり!
またいつか、この子達の個人レッスンをしたいものです。
東京と熊本だけじゃなく…と、ある先生からの提案と協力により、夏休みに岐阜で同じワークショップを開く計画が進んでいます。この夏はゆっくり…と思っていたのですが、20人の子ども達の将来に影響すると思うと、つい引き受けてしまう私です。
実は、連休後半風邪が抜けずにダウン。4日程寝たり起きたりしていましたが、今日はなんとか仕事に復帰することにして、コロムビアのスタジオのお別れ会に行ってきました。
美空ひばりさんがその昔フルオケと同時録音をされた、あの赤坂のコロムビアのスタジオが、区画整理で取り壊されることになったのです。今日は、そのスタジオでゆかりの方々が招かれてのお別れ会。私は音大卒業後、アニメのテーマ曲の録音をしたのを最初に、その後「ギリシャ神話のように」「The Four Seasons」の4枚、harahara倶楽部の「おいしい時間」などもこのスタジオで録音したので、思い出がいっぱい。
年表にはゼルキンも弾いた、とありましたが、お世話になったスタインウェイの前で記念撮影をして、お別れの寄せ書きをして、「今日このスタジオで写真を撮ったら、見えないはずの人がいっぱい写ってたりして…」と、心配していたのですが、幸いポラロイドには私だけ(笑) 本当に長い間お世話になったスタジオとスタッフのみなさま、ありがとうございました!
いろんな音楽家が、うまくいったりいかなかったり、録音のたびにいろんな思いで行き来したであろう重い扉を私もそっとさわってさよならをしました。それにしても、その後のパーティーはなんだか淋しいものでした。由緒あるスタジオが消え、ひとつの時代が終わったのですね。
お世話になったスタジオの「今までの思い出」を大切にしまって、「これからの未来」を大切に生きていこうと心に誓いました。