猛暑のあと、オリンピックも終わり台風がきて…
そろそろ秋ですね。お元気ですか?
私は、8月24日のライブで新譜の <summer> から5曲を新メンバーで発表できて、とても幸せです。さらに新曲も2曲初演することができました。
発表の場を作ることで、曲もどんどん生まれてきて、そしてなじみのお客様に混じって初めての方も足を運んで下さるようになりました。オリンピックで寝不足の中、ライブへおいで下さったみなさん本当にありがとうございました。
久しぶりにゲーム作家の桝田省治さんがライブに来てくれて、長い長い感想の電話をくれました。当日のアンケートや、友達、ファンの方からのメールや手紙に目を通すとき、その日、その時を共にできた喜びと感謝で胸がいっぱいになります。だから、また“次”へのエネルギーが無限にわいてくるのですね。
「もう書けないかも、と思ったことないんだけど、桝田くんは?」と聞いたら「僕もだよ。それは涼子さんも僕も“外”に取材してないでしょ。自分の内側に降りていって書いてるからだと思う。書けなくならないよ」と一言。
なるほど、そう言えば、“外”と競争している人は消耗するし、焦るし、まわりが気になるようですね。何かに遅れまいと必死でもがきながらギラギラ野心を持つ人が多い音楽業界ではありますが、私は長いこと、「ピアノランド」も「歌」も、誰とも競争せずに自分の美意識とインスピレーションに従って創ってきました。
そういう風にしかできないと言った方がいいかもしれません。
スポーツにはライバルという言葉もふさわしいけれど、音楽家は自分の音楽だけに純粋に心を捧げた方が結果もついて来る…と信じています。
昨日、サントリーホールに芥川作曲賞の発表を見に行ったときも同じことを感じました。一昨年の受賞者夏目昌和氏の委嘱作品“重力波”という作品は本当に素晴らしく、聴く人のイマジネーションを刺激する、心に残る作品でした。
作者が自分の心に耳をすまして創ったものは、誰かの心と共振することができる、それは“作りもの” ではないから、そう表現するしかない必然性があるからでしょう。
今年の候補作3作もそれぞれによかったけれど、受賞者の委嘱作品にはそれを上回る大きな説得力がありました。
さて、9月4日は熊本、9月9日は西宮でコードネームのセミナー、そして
みなさんも、“外”ではなくて自分の内側に降りてみてはいかがでしょう?
意外な発見があるかもしれませんね。お元気で!!