3月23日は熊本で音楽祭に出演してきました!
その音楽祭の名前がちょっと変わっていて、「オハイエくまもと とっておきの音楽祭」。
「障がいのある人もない人も一緒に街中で音楽を楽しみ、音楽の力で”こころのバリアフリー”を目指します」とサブタイトルにある通り、
街の20カ所くらいに特設ステージが設けられ、ボランティアで駆けつけたプロの演奏家、
ハンディキャップのある人もない人も子どもから大人まで音楽を愛するアマチュアのみなさんが一緒になって、音楽を奏でた一日でした。
オハイエという言葉は、「おはよう」と「イエー!」を一緒にした造語で、仙台のオハイエ音楽祭で生まれたそうで、
その映画に感動した有志のみなさんが熊本でも立ち上げて5年目とのこと。今年は、県民文化賞を受賞、多くの市民に活動の輪が広がっています。
私は22日、立田自然公園隣の細川邸庭園での受賞記念交流会で、咲き始めた桜の下、鳥のさえずりとともに演奏してきました。
花冷え…とはよく言ったもので、手袋で弾きたい~と思いながらのスタートでしたが、演奏しているうちにすっかりノリノリに♪
熊本のパーカッショニスト石原靖也さん、ベースの明日さん、東京から駆けつけたギターの梅田光男さんと「祈り」「花」を共演していただいた写真です。
翌23日は、「オハイエ」本番、街中約20カ所で一日中演奏が繰り広げられ、
私は交通センターというバスターミナルの特設ステージで演奏しました。
二日間とも屋外、電子ピアノという、私としては珍しい体験、そして、多くの出逢いがありました。
印象的だったのは、熊本の多くの方達が、自然体でボランティアを楽しんでいたこと。
また、ハンディキャップのある方が沢山(子どもだけでなく、大人、年配の方も)、街中で演奏をして楽しんでいたこと。
このようなイベントがきっかけとなって社会全体の意識が変わり、ハンディキャップのある方がさらに暮らしやすくなっていくといいなと思いました。
また、音楽を楽しむことが、“特別の日”だけのことではなく、日常の、ごく普通のこと、普通の風景になっていくことを願わずにいられません。
音楽には、人と人を結びつける大きな力があります。
そのことを心に刻んで曲を書いていきたいなと、改めて思いました。
このところ、熊本での活動が増えていますが、4月6日(日)に、熊本の勉強会メンバーの主催で作曲のワークショップを開きます。
子どもから大人まで、作曲をしてみたいという方は、どうぞお集まりくださいね!
なんと、自分の詞に曲をつけてみたいという一般の大人の方も参加されます(テレビでの告知を見た方かたの申込です!)。
子どもや、ピアノの先生や、保護者、そして、普通のおじさんも参加する作曲のワークショップ、いいですね~☆
「どうやって作曲するんですか?」と、問い合わせが多いそうですが、それを一言で説明できないのでワークショップを開催します(笑)。ぜひ、参加してください!
ご案内は、こちらです。
4月21日(月)は、ヤマハ銀座店で「ピアノ発表会で生徒も先生も輝くための選曲と、演奏のポイント」というセミナーを開催いたします。
発表会で演奏する曲の提案(沢山演奏します)、本番で演奏を成功するための3Step練習法、ホールのピアノと生徒のピアノの差をいかに埋めるか、
タッチとペダルについて…等、どうぞお楽しみに♪
それでは、桜の季節、どうぞお元気でお過ごしくださいね!