楽しかった「ジャーナリスト楽校 in こだいら」で、樹原涼子、自分の仕事を振り返るの巻
1月19日、小平市のルネこだいらで、「ジャーナリスト楽校 in こだいら」の講師として講演をしました。
小平市と市民が一緒になって、次々に講師を呼んで連続講座を開いているって、なんてステキなんでしょう。
市民の企画を行政が後押しするという形がいいのでしょうね。メンバーのみなさん、キラキラと楽しそうでした。
私が頂いたタイトルは、
「芸術が地域に与える力とその可能性」
~楽楽子育て応援プロジェクトコンサートの輪が全国に広がった理由~
芸術は、神様からの贈り物。みんなで分かち合い楽しむもの。
芸術は、地域の人を楽しませ、元気にすることができる。
そして、地域の人は、芸術を喜んで受け取ることにより、芸術家を育てることができる。喜びの循環が地域のコミュニケーションを活性化する。
誰か一人が幸せな気持ちになることは、とても大切なこと。そこから、幸せは広がっていく...という前置きからスタート。
普段は考えない角度から自分の仕事を見つめ直し、本当に勉強になった一日でした。忘れないように、ダイジェストで振り返ってみます。
いただいたタイトルに沿って話を進めると...。
『樹原家の子育て』(角川書店)出版
をきっかけに、ツイッター上で、子育ての話と音楽を一緒に楽しんでもらう"楽プロ"トーク&コンサートのアイディアが生まれ、
沢山の人が各地で"楽プロ"を企画をしてくれるようになりました。それを見たプロデューサーがコンサートをいくつも追いかけてくれて、
テレビ静岡の長寿番組『テレビ寺子屋』に出演、
現在その2本が各地で放映中です。また、今後も"楽プロ"は各地でリレー開催の予定です。
この流れは何と言ったらいいのでしょう、風にそよぐ葦の葉のように、さざ波のように、静かながらどんどん広がっています。
ブームや流行りではなく、着実に誰かの心に届くスピードで、ゆっくりと。それが、企画した言い出しっぺさんのモチベーションにも?がっているのではないでしょうか。
自分が心から感動したものを、地元で分かち合いたいと企画する個人やグループが次々に現れる...。
この幸せな現象は、「美味しいものはみんなで食べたい!」と同じ心理ではないかと思います。愛は伝染していくのだな~と思います。
今日お会いした方のパートナーが、番組をご覧になって涙を流されたと聞いて、何だかじわっと嬉しい...。
"楽プロ"がどんなものか興味のある方は、千葉で行なわれた"楽プロ"の様子をご覧くださいね。この映像は、『くまもとで、まってる。』と同じ、オブザアイの制作です。
君は君のままで
今年の春以降開催される各地の楽プロは、チラシの準備ができ次第、ご案内します!
その他、ジャーナリスト楽校からのリクエストで、私が音楽のお手伝いをした、熊本の観光フィルム
『くまもとで、まってる。』の話もしました。
熊本のテレビ各局が1話ずつ映像を撮り、ショートストーリーを組み合わせた映像が、とても美しいのです。熊本で暮らす"素晴らしい人"と"場"の結びつきを描いているところが、
何度も見返したくなるヒミツではないかと思うのですが、見る度に、感動してしまいます。(アジア最大級の国際映画際「ショートショートフィルムフェスティバル& アジア」の
観光映像大賞を受賞作品。監督は小山薫堂さん)
今回のテーマ、視点から見ると、「芸術が地域に与える影響とその可能性」を大いに切り開いたプロジェクトだなと、改めて思います。
あの、大人気のくまモンも、この一連の企画から生まれたのです。凄い!
この講演に、私のかわいいくまモンのぬいぐるみを同行して、故郷自慢をしたのはいうまでもありません。みなさ~ん、熊本へ遊びに来てくださいね!
また、講演の最後に、私のライフワークとなった『ピアノランド』が出来るまでについて、 Beans というチームを組んで、
どのように企画して実現させたか、20代の私の奮闘ぶり等、恥ずかしながらお話いたしました!
これも、今思えば、芸術と地域の結びつきのスタートラインだったと思います。自分の生徒のために、『ピアノランド』を作ったのですから。
このように、ジャーナリスト楽校からの依頼で講演のレジュメを作りながら、「そう! この内容も各地に持って行きたい!」
と樹原涼子は熱く思うのでありました。ああ、身体がいくつもあれば...。
と言う訳で、報告でした!
そして、もうひとつ、ステキなお知らせです。
3月1日のひな祭ライブに、元NHKエグゼクティブアナウンサーの村上信夫さんがトークゲストとしておいでくださることになりました!
明日、詳しい打ち合わせをします。お会いするのが本当に楽しみ! みなさん、ぜひお出かけくださいね。詳しくはまた。チケットは、発売開始しました!
それでは、お元気でおすごしくださいね!