ピアノランドフェスティバルレポート 2 熊本公演も、楽しく終えました♪ 九州、盛り上がってます☆
ピアノランドフェスティバル2012の2カ所めは、故郷熊本。
九州新幹線開通に伴ってできた熊本駅前の森都心プラザホールは、明るくてとてもきれい!
新しいピアノがどれくらい鳴るか心配していましたが、よく響くホールでした。熊本には中規模のホールが少なくて困っていたのですが、本当に便利なところにステキなホールができて嬉しいです。
熊本の猛暑もなんのその、アンケート等でわかったところだけでも、鹿児島、宮崎、大分、福岡、岡山、東京等、各地からおいでいただきまして、ありがとうございました。
コンサートの内容は基本的に、名古屋公演と同じですが、異なる点は2つ。
★樹原先生と小原くんの作曲コーナー
名古屋では、小学校1年生の「小原くん」は「味噌煮込み〜♪」という曲を作曲しましたが、熊本では「からし蓮根♪」の曲ができました!
味噌の「ミソ」と、からしの「ラシ」の音を上手に使って、ご当地名物のフレーズを作ってくれるので、「さぁ、西宮は?」とすでに話題になっています(笑)。
熊本では、さらに歌いながらの運動量が増えて、「小原くん」もオリンピック並みの運動量! きっと、夏の終わりにはだいぶ減量しているのでは、と思われます♪
沢山の子ども達が、一緒に声を合わせて歌い、ノートに○を書いて、作曲に挑戦。来年の作曲募集では、きっと、美味しい食べ物の歌がいっぱいかもしれません。
★「みんなでコーラス」をみんなでコーラス!
録音応募で栄冠を勝ち取ったのは、ピアノランド勉強会のピアノの先生達の有志「福岡コーラス隊」のみなさん。
遠方からの参加で練習も大変だったと思われますが、息のあった「動物園は大さわぎ」を聴かせてくれました!
合格したのだからと、全員がボランティアスタッフに立候補、ピアノランド5巻色のロゴ入りTシャツを着用しての熱唱!
参加した二人のお嬢ちゃん達も、ウサギの耳をつけてかわいい振りをしてくれました。この振り付けが人気で、ツイッター上で伝授して欲しいとのリクエストも。
名古屋につづき、楽しいパフォーマンスでした♪
そして、熊本でも「ともだちになりたい」を会場のみなさんと大合唱。ここでは、福岡コーラス隊のみなさんと一緒に、お手本を賑やかに歌えるようにと、
もう一組、特別に宮崎県小林市から田中まゆみ教室の生徒さん達がバスを仕立てて応援に駆けつけてくれました。
合唱に興味のないピアノの先生も多いのですが、このような機会に、みんなで声を合わせる喜びを知ってもらえたら...と、思い切って実行した合唱の録音応募。
ステージを見て、グループレッスンにコーラスを取り入れる方が増えたら嬉しいです!
<故郷での演奏は...>
今回の公演には、私が卒園した第一幼稚園の先生方がずらりと応援に来てくださって、本当に感激しました。
幼稚園時代の楽しい思い出が、今の活動に繋がっていることは間違いありません。愛情を持って接していただいた幼い日の思い出は、とても大切です。
また、熊本県文化協会の大江捷也先生(hara hara 倶楽部の「窓を開けてごらんなさい」の詞をいただきました)、ピアノの恩師、八戸澄江先生のご子息夫妻、
白川中学校時代の恩師、同級生、叔父や叔母など、温かな雰囲気の中で演奏することができたのは幸せです。
熊本県立劇場の本田恵介氏もおいでになり、小さな子ども達が私の問いかけには元気に答えるのに、演奏時は静かに集中して聴いていたことが
印象的だったとのメッセージをいただき、とても嬉しかったです。
コンサート当日、父が熱中症の疑いで急遽病院へ...。それで、両親に聴いてもらうことができなかったのは残念でしたが、
故郷の子ども達のために精一杯演奏できてよかったと思います。(父は、元気を取り戻して、ホッとしています)
来年も、この森都心プラザホールで、ピアノランドフェスティバル2013の開催が7月28日(日)に決まりました!
なお、なんと「福岡でも開催を!」と福岡の有志のみなさんから熱いリクエストがあり、ホールまで押さえていただき、
来年7月20日(土)には、あいれふホールでも開催の運びとなりました。来年は、九州2カ所での開催、本当に楽しみです。
♪熊本の夏休み、おススメイベント
今年の夏休み後半に、熊本県立劇場で、とても楽しい催しがあります! 私も里帰り中なので、8月17日(金)10時から、「県劇ピアノの日」を覗いてみようと思っています。
スタインウェイ、ベーゼンドルファー、カワイの中から好きなピアノを選んで、子ども達が演奏するのだそう!
コンサート仕様のピアノに子ども達が触れられるなんて、夢のようですね。午後は、ピアノの中身を教えてもらえるワークショップも。みなさんもいかがですか?
http://www.kengeki.or.jp/2012_summer_ws/
それでは、熱中症にご用心!
ピアノランドフェスティバルレポート 1 初日の名古屋、大成功!
楽譜に衣装に、締め切りやら、後半のフェスティバルの案内やら、いろんなことや思いをいっぱいトランクに詰め込んで、ツアーに出発しました。
そして、27日のしらかわホールでの公演で、
とうとうピアノランドフェスティバル2012の幕が切って落とされました!
しらかわホールでのリハーサルで、まず、ホール自体の響きのよさにびっくり。そして、ベーゼンドルファーインペリアルの奥行きのある表情に、やる気がモリモリ湧いてきました。
ホール自体が楽器のように鳴る空間は、ピアニストをやる気にさせます。
今回は、いつにも増して盛沢山のプログラムなので、休憩をいれて2時間半ピッタリに終わるように、全ての曲のタイムを計り、分刻みで緻密に計算しての進行。
うまくいくかドキドキでしたが、すばらしくスムーズに進行できたのでホッとしました。どんな風に盛沢山かと言いますと...。
<第一部>
まずは、恒例の『ピアノランド』『ピアノランドコンサート』(改訂版)
シリーズ全巻から人気曲の抜粋。
演奏前に、コンサートのマナーについて、会場の子ども達と約束をした甲斐あって、演奏中は静かに、質問の答えや拍手は元気に反応してくれました。
毎年大ウケの爆笑レッスンのコーナー、今年は"樹原先生と小原くんの作曲教室"です。
曲の要素である"音"は、どんな風に並んでいるのか、会場のみんなと大きな声をだして歌いながら、音の並びに興味を持ってもらいました。
小学校1年生の「小原くん」は、音の動きに合わせて、ステージを飛び跳ねることになり、もう、汗だく(笑)。
「小原くん」が作った曲は、なんと「味噌煮込み〜♪」会場のみんなに沢山拍手をもらいました!
子ども達も、手持ちの五線紙に沢山○を書いて、"五線紙に音符を書く"ことを楽しみました。しめしめ、来年の作曲応募に、沢山の曲が集まるかも〜♪
そして、子ども達お待ちかねの「ピアニスト体操」の時間。
かわいい子ども達が舞台を埋め尽くし、小原さんの伴奏で、指の筋力を強くする体操、肩や手首の脱力と全身の体操をしました。みんなの嬉しそうな笑顔が忘れられません。
親御さんも、幸せそうに我が子を見守っていて、"夏休みの思い出のシーン"になったようですね!
第一部のラストは、お待ちかねの小原孝さんのソロコーナー。
カッチーニの「アヴェ・マリア」に会場はうっとり。そして、松本隆作品「赤いスイートピー」「瑠璃色の地球」「スニーカーぶる〜す」で、ノリノリに!
本当に、クラシックからポップスまでこんなに幅広く演奏、しかも、独自の世界を切り開いている希有なピアニストを毎年ゲストにお迎えできる喜びでいっぱいです!
<第二部>
今年の特別イベント、コーラスの録音応募で選ばれたグループの登場です!
まずは、艶やかな浴衣姿で「ポプリ」のみなさんが登場、「つきよのウサギ」を、ユニークな振り付きで熱唱♪ 餅つきの楽しさいっぱいで、沢山の拍手が♪
そして、白いブラウスに黒いロングスカート、お揃いのバラのコサージュを胸につけた「ハーモニーフレンズ」のみなさんの歌で、「ともだちになりたい」。美しく、豊かな歌声がしらかわホールに響き渡りました。
今回は、会場のお客様にもコーラスの醍醐味を体験をしていただこうと、「ハーモニーフレンズ」のみなさんと一緒に、再度「ともだちになりたい」を歌い、お客様も大満足の様子。
小原孝さんの伴奏で、私の指揮で歌うという初めての企画、しかもツアー初日のステージ、大成功でホッとしています。出演者のみなさん、本当にありがとうございました!
そして、樹原涼子の新刊コーナーでは、『夢の中の夢』より、
「光る川」(手のひらを使った黒鍵のグリッサンド、ぜひ挑戦してください!)と「バリエーション」(モードと調の不思議な関係を味わってください!)。
5月に作曲して本になってすぐ、ホヤホヤの初演だったので夢中で演奏しましたが、アンケートで好評をいただき、嬉しかったです!
新曲を書き続け、発表し続けていくことが、次の世代へのプレゼントだと思い、今年も頑張ってよかったです。秋からも、書くぞ〜♪
つづいて、昨年出版した『こころの小箱』より
連弾の2曲「風はどこから」「明日はいい日だ!」を小原さんと。
「風はどこから」のポリリズムのセコンドにのって、気持ち良くプリモを弾くことができて嬉しかったです!(レッスンでは、私がいつもセコンドなので...)
そしてそして、ジャーン!
昨年、一昨年とピアノランドフェスティバルの舞台で演奏して好評をいただき、みなさんのリクエストにより出版が決まり、そして、やっとタイトルも決まり、
美しい表紙をまとい登場した『ラプソディ第1番』!
しかも、ピースです。
新たな気持ちで小原さんと演奏することができて幸せです。大きな拍手をありがとうございました!作曲者冥利につきる、とはこのことです。次は、みなさんが演奏する番です♪
最後は、樹原&小原の "hara hara 倶楽部"の新作、「忘れない時間」「始まりの歌」をデュエット、アンコールは「願い」の震災バージョンで、幕を閉じました。
それにしても、ピアノを弾いて歌って、子ども達と作曲して、体操して、みんなでハモって、本格的な連弾もして、デュエットもして、凄い一日でした。
支えてくれた、ボランティアスタッフのみなさん、どうもありがとうございました!
なお、来年の名古屋公演もしらかわホール、7月25日(木)に決定しました。カレンダーにメモをよろしく♪
レポート第一弾でした!