作曲者冥利につきます!
倉敷で『こころの小箱』全曲のセミナーを、昨年12月1日と今年1月26日の2回にわたって行いました。しかも、午後は公開レッスン!
倉敷勉強会のメンバーが思い切って主催、声かけをしてくれたおかげで、
広島、福山、和歌山、香川県など遠方から参加してくださる方もあり、また、
生徒の親御さん、大人の生徒さん、ピアノファンなど、ピアノの先生以外の方も沢山おいでいただきました。
「待っていても始まらないから、企画しました。1人で東京に行って聴くのもいいけれど、
先生をお招きしたら地元のみんなが聴けるから。来ていただかないと、樹原先生に出逢えない人が沢山いるから」
言い出しっぺさんの言葉には、音楽への愛だけでなく、地元の生徒さんや友人達への愛が溢れていて、感動しました。
作曲者としては、作った時の気持ちを忘れないうちに話せるのは嬉しいことです。
また、仕事というより、人との繋がりが出来ていくのが嬉しいですね。曲を愛してくれる人のところに行って、
演奏、解説、レッスンが出来るのですから。
もし、地元で、有志で開きたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡くださいね。
『こころの小箱』セミナー、公開レッスン、コンサート、喜んで出かけます♫
植田、東京、倉敷の3カ所で『こころの小箱』のセミナーを開催しましたが、
とても印象的だったのは、セミナー中に演奏を聴いて涙ぐまれる方が多いこと。
そして、参加された方が必ずと言っていいほど、自宅に戻ってご自分で演奏されること。
また、アンケートには中高生や大人のレッスンに使いたい、自分で全曲演奏してみたいという方も。
3月開講の、樹原涼子が直接講義する特別な勉強会のお知らせをピアノランドメイトでしたところ、
『こころの小箱』勉強会が一番に満員になりました。CD化のご希望も多く、とても嬉しいです。実現を目指します!
この曲集がこんなに愛される理由について、担当編集者K氏と一緒に考えてみたのですが...。
『ピアノランド』のように子ども向けというわけではなく、演奏者の年齢を問わない、間口の広い作品であること。
また、音数が少ないにもかかわらず、こんなにも演奏が難しい作品は珍しいということ。
そういえば、セミナーで演奏したあとに、「譜面を見ただけではそんな曲だと思わなかった。
想像したり、自分で演奏してみたものと、全く別の曲だった」と、口々に言われます。
多分、「弾き甲斐がある」ということなのかな...と、私なりに解釈しています。
今年も、ピアノ曲集の出版を予定しているので、『こころの小箱』は私の中で、すでにライバル!
まだ、弾いていない方は、ぜひ演奏してくださいね。
百年経っても色褪せない曲を、今そこにいるあなたに、そして未来の誰かに愛される曲を、命がけで書いていきたい。
今回はクラシックのピアノ曲集。あるときは歌。あるときはゲーム音楽。あるときは教材。
分けて考える人はまだまだ多いけれど、私にとっては、すべてが音楽であることに変わりはない。
そして、作曲しているとき、百年後、いえ、もっと先の未来を思って書くその気持ちも変わらない。
『こころの小箱』だけではなく、ピアノランドファン、俺屍ファンの方から、
沢山のお礼メッセージが届く毎日。本当に励まされています。
シェフは、お客様が帰ったあと、空っぽのお皿を見てホッとするように、私はみなさんが聴いてくれたり、
演奏してくれたりすることが本当に嬉しいのです。 みなさま、本当にありがとうございます!
ちなみに、私の歌を待っていてくださる方は、3月2日(金)吉祥寺スターパインズカフェ
「樹原涼子のひな祭」においでくださいね! こころよりお待ちしています。
生きる力も制作意欲も、待っていてくれる人がいると大きくなるのだと感じるこの頃。
本番までの短い1ヶ月(2月ですから...)、他の仕事と並行してコンサート準備も頑張ります!