凄いいきおいで毎日が過ぎていくので、報告も大変です♪
　ヤマハ銀座での公開レッスンは、早々にチケットが売り切れて、「このホールにこんなに人が入ったのは初めて」とのこと！　超満員でのレッスンに、出演した子ども達は一心不乱に音を奏でました。
　公開レッスン13会場のラストでしたが、ほとんどの子どもの手のフォームがきれいだったので、脱力して腕の重さを利用する説明が「通じた」ので、嬉しかった！　基礎をとばして曲の形を取り繕っても仕方がないので、私のレッスンはいつも「いい音を出すこと」からスタートします。今回は、「どう弾きたいか」「パートナーや客席とどうコミュニケーションをとるか」という、このツアーの３つの目的が果たせた気がします。先生達も相当勉強している人が増えてきて、本当に嬉しいです。

　公開レッスンが終わった夜には、カワイ表参道とヤマハ銀座店での２つの会場で受講した子ども達に、24日の東京会場でのピアノランドフェスティバル準備に少しでも早く入ってもらおうと、全員に講評と合否の手紙を書きました。
　みなさん、子ども達の素晴らしい晴れ姿を見に来てくださいね！　東京は24日（水）大田区民アプリコ大ホールです☆

　４日は、倉敷市芸文館でのピアノランドフェスティバル！
　倉敷には昨年バレンタインライブにごきげんバンドと訪れましたが、フェスティバルは久しぶり。コンサート初体験の子ども達も多かったのですが、約2時間半、とてもマナーよく楽しんでくれました。
　今年は、演奏会用連弾曲の迫力で、いきなり「コンサート」の雰囲気になるのがよかったのか、どの会場でもとても静かに聴いてくれます。そして、みんなで歌う手話コーラスや舞台に上がるピアニスト体操では元気に参加して、子どもなりにメリハリがわかるのですね。先生方の協力もあり、温かい心の交流ができたと思います。

　倉敷の子ども達は、みんな心のこもった丁寧な演奏でした。この日のために磨いてきたものを舞台の上で表現できて素晴らしい！　津山と倉敷の公開レッスンから選ばれた６人の幸せそうな笑顔に、私もとても幸せになりました♪

　また、ギロックの叙情小曲集CD付き（小原孝さん演奏）の『虹のまちの想い出』（PHP出版）の本を出された、作家の光原百合さんも尾道から駆けつけてくださったので、倉敷ではギロックも1曲。そして、光原さんにはサイン会にも参加していただきました。曲ごとに短編とステキな絵があって、ギロックを勉強中の方には、おススメのステキな本ですよ！　

　楽しかった倉敷を後にして、翌５日は西宮でピアノランドフェスティバル！
　ここはピアノがベーゼンドルファーなので、他の会場とはまた違った響き。演奏に深く集中することができました。演奏会用連弾曲や『こころの小箱』も好評で、嬉しい！

　子ども達は、大阪と西宮の公開レッスンで選ばれた８人が参加。ここでは、自分の意志のある演奏をする子が多く、それぞれに個性豊かな演奏。全会場の中で最年少、年長さんの男の子が「おばけやしき」を弾き歌いしたのは本当にかわいかったです。小学生は生き生きと弾むような演奏、中学生はアンサンブルとしての完成度も高く、大きな拍手をもらっていました。

　小原さんの豪華な伴奏で最後に「花」を歌い、アンコールで登場したところ、拍手が鳴り止まず、６年間フェスティバルを開催し続けてきてよかった...と、ちょっとウルウルしてしまいました。20周年をお祝いしてくれるあたたかな気持ちに包まれて、「願い～震災をのり越えて～」を歌ったら、今度はお客様がウルウル。本当にありがとうございました！

　今は、８カ所中６カ所を回り終えた充実感でいっぱいです。
　このコンサートを、仙台に持って行けることを嬉しく思います！

　12日（金）仙台の常盤木学園シュトラウスホールに、たくさんの方にお越しいただけますように！　仙台は多くの方が被災されていて、電車が走っていない、車もないので、出掛ける足がない方も多いとのこと。小原さんとの演奏で、少しでも笑顔を取り戻していただければ嬉しいです。

　それでは、みなさん、楽しい夏をお過ごしくださいね！