5月8日母の日、広島県竹原市杏竹館で"樹原涼子の楽楽子育て応援プロジェクト"２つ目のトーク＆コンサートを開催してきました。

　実は、７年前にも次男孝之介も一緒に招いていただき、そのときの主催者Nさんのお招きで再び次男と二人でコンサート！　７年前と違うのは、保護者としてではなく、息子にエスコートされての演奏旅行だということで、本当に楽しかったです。

　今回のテーマは、ピアノランドも息子も成人を迎えて、後輩ママさんに子育てを楽しくするコツをお話するというもの。当日は満員で冷房も効かない暑さでしたが、保育付きのコンサートだったので、客席と2時間、みっちりと交流できました。
　演奏とトークの間中涙を流している方があちこちに見え、子育ての忙しさ、責任の重さ、悩みを共有できたこと、また、喜びの大きさも一緒に味わえたことが嬉しい！

　息子のショパン2曲、彼の伴奏で「子ども達へのバラード」、その他子育てにまつわる歌、アンコールでは、小原孝さん作詞の「願い～震災をのり越えて～」を、保育を終えた子ども達と一緒に手話コーラス！　子ども達が、精一杯の声とパフォーマンスを披露してくれて、感動しました。

　こうして、成田に続いて、手作りの温かいコンサートが広島でもできたことが、とても嬉しいです。なんと、千葉や倉敷からも駆けつけてくれた仲間がいて、音楽は、みんなを繋ぐ素晴らしいパワーがあるのだと、毎回強く思います。
　帰りにNさんご一家と囲んだ"広島のお好み焼き"の味は、忘れられない想い出になりそうです。

　そして、5／5の"hara hara 倶楽部"の震災支援コンサートでは、多くの方の温かいご支援をいただき、ありがとうございました。今日、当日集ったみなさんからの温かいお気持ちを、ほかほかのまま寄付して参りましたので、ご報告です。
　まず、当日の収益、CD、楽譜の売り上げと、客席を回った支援BOXへの寄付の合計は\98,663となりました。みなさま、本当にありがとうございました！
（お店側の収益からは、別に赤十字に寄付をされることになっています）

　寄付先は、被災地の子どものためにすぐに役立ててくれるNPOを探したところ、「希望のえんぴつプロジェクト」に決定！　NPO愛伝舎のスタッフが、被災地の学校の先生の生の声を集めて、今すぐ必要な子どもの学用品等の購入に充てるというものです。

　希望のえんぴつプロジェクトはこちら

　希望のえんぴつプロジェクト活動報告はこちらです。

　また、コンサート当日の楽譜の寄付は200冊を越え（2～30万円相当になるかと！）、被災地のピアノの先生や子ども達に少しずつ送られることになりました。ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。
　これは、ピアノの先生である石嶺尚江さんが個人で始められたプロジェクトに、ピアノランドマスターコース卒業生の益子祥子さんが参加され、全ての楽譜を預かってくれたものです。音楽を通じて、温かな協力の輪が広がってすばらしいことですね！

　それから、友情出演してくれた、ビオラとピアノの姉妹デュオ「マリエリカ」、スーパーボーカリスト（と小原さんが書いてた！）の吉田絹さんとピアノの木原孝之介のデュオ「きぬのすけ」の４人にも感謝！　二組とも大好評で、一緒にできて本当によかったです。

　こうして、２つのコンサートが終わったかと思ったら、今週末から、ピアノランドの公開レッスンツアーが始まります。13カ所中、すでに５カ所の録音審査を終え、曲目も公開しています。みなさん、子ども達の連弾、フェスティバルのステージでの演奏を目指してピカピカに磨きますので、熱い拍手を贈ってくださいね！

　5／14（土）西宮の新響楽器、15日（日）桑名の昭和楽器、21日（土）大阪の三木楽器開成館、22日（日）熊本の大谷楽器、たくさんの聴講をお待ちしています！　ほとんどの会場で、子どもの勉強のために子ども券があります。

　それから、お知らせです！　東京音大での特別講義に招かれています。
　5／13（金）夕方5時15分より、Jスタジオにて、ピアノ科以外の学生さんも聴講可だそうですから、たくさん聴きに来てくださいね！
　テーマは「はじめよければすべてよし」。これは、教育によってできる唯一の奇蹟ではないかと思っています。悪い癖をつけないで、はじめからいい音で！　今年は、これから先生になる音大生に話す機会がたくさんあって嬉しいです。

　それでは、みなさん、夏に向かいますが、お身体大切に！