樹原涼子 ようこそピアノランドへ!

 
 
 

地震から6日目。被災地の方に、心からお見舞い申し上げます。

 被災地のみなさん、どんなに怖くて、辛くて、悲しく、心細い思いをされていることでしょう。ご家族を亡くされた方、怪我をされた方、家や財産を失った方、避難生活を送っている方々、心よりお見舞いを申し上げます。

 ツイッター上では多くの人達が、自分のできることを精一杯しながら、被災者のみなさんの苦難を分かち合おうとしています。情報源は新聞、テレビ、ラジオだけではない、というのは、昔の災害と大きく違うところです。
 原発に関して、人々の不安をあおるような報道が多いために、ガソリンや食料の買い占め等が起こっています。インターネット上では、ある程度の専門知識を得ることもできます。私たちは今、落ち着くことが必要です。被災地の方々のためにも、ひいては自分達が困らないためにも、軽率な行動に走らないように声をかけあっていきましょう。
 
 今大切なことは、命がけで原発の処理にあたっている方々、人命救助に奔走している方々を応援することです。無事に仕事をやり遂げていただけるよう、一日も早く安全が確保できるよう、ともに祈りましょう。
 救助にあたる方々の家族も辛い気持ちで送り出されたことでしょう。一緒に、無事に生還されるよう、祈りましょう。

 今は、誰かを非難したり、買い占めに走ったりしている場合ではありません。被災地から離れている地域でなぜ、不要不急のガソリンや食料やオムツを買わなければいけないのでしょう?
 救援物資が届くように、被災地の人が暖がとれるように、安全な地域の人は"いつもの半分"のつもりで協力していきませんか?

 
 被災地にいる看護婦さんたちが、専門知識を活かして使命感に燃えて働いている様子が報道されていました。被災地で命拾いそした健康な方々は、病気の人やお年寄りの話し相手になったり、炊き出しの手伝いをしたりされています。
 もし、私が今飛んで行けるなら、避難所で歌を歌ったり、体操をしたり、子ども達に即興のお話をしたり、しりとりやゲームをしたり、避難所の空気を、気分を明るくするお手伝いができるのに...と、切実に思います。
 
 気持ちだけで申し訳なく思いますが、その気持ちは、今は寄付という形で、そして、伺えるときが来たら、音楽でお役に立ちたいと思っています。

 
 被災地で救援を待っている方々、希望を捨てないで待っていてくださいね。けして私たちはみなさんを見捨てたりしません。多くの人々が手を差し伸べています。力になりたいという人が日本中にいます。

 全国のピアノの先生方へ。
 安全が確保できる地域のみなさんは、いつものように、平常心でレッスンを続けていきましょう。子ども達に、安心を、安らぎを、癒しの時間を確保してあげましょう。歌ってください。心から歌ってください。美しいピアノの音色で、心を満たしてあげてください。

2011年03月17日 樹原涼子
ピアノランドフェスティバル ピアノランドメイト入会のご案内


〔CD〕樹原涼子ピアノ曲集「こころの小箱」(2枚組)
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ピアノ曲集「やさしいまなざし」
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〔CD〕風はどこから
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ピアノ曲集「夢の中の夢」
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ピアノ連弾のための「ラプソディ第1番」
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ピアノ曲集 こころの小箱
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樹原家の子育て ―ピアノランドと笑顔の毎日―
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