昨年中は、たくさんの応援と励ましをいただきまして、ありがとうございました! おかげ様で、音楽家に生まれてよかったなと、心から思える1年を過ごすことができました。
今年は、『ピアノランド』5巻を作ってから、ちょうど20年になります。昨夏までに、シリーズ170万部ということで、実に多くの方々がピアノランドを演奏してくださったことに、感激しています。ピアノランドを愛し、育てていただいたみなさん、本当にありがとうございます!
現役音大生の中にピアノランド育ちの人が増えてきました。ピアノの先生が「自分たちがピアノランドで教えてもらいたかった」と、必ずセミナーのアンケートに書かれる通り、音大の先生方、ピアノの先生方に支持していただけるようになったことがとても嬉しいです! 20年前の日本は、バイエル一辺倒の世界でしたから、こんな日が来るとは想像もできませんでしたが...。
今年は、1月に母校武蔵野音楽大学の1~4年生に卒業後の仕事について話しに行くことになりました。就職難であることは、息子が大学生ですからよく知っていますが、
「たとえ就職できなくても音楽を仕事にして生きて行くにはどうしたらいいか話してもらいたい。君以上に適任者はいない」とのこと!
就職することを一度も考えたことのない私...。はじめから、音楽で、フリーで食べて行くつもりでいましたから、今思えば無鉄砲だったかもしれません。けれど、無鉄砲に好きなことに打ち込めたから、『ピアノランド』や"The Four Seasons "が生まれたわけです。いいのでしょうか、そんな話で...。
と言いつつ、とても楽しみにプランを練っている私です。根っから、教えることが好きなのだと思います...。学生達がプロ根性を持って卒業できるよう、ビシビシと(笑)。
そうそう、今年はピアノランド20周年を記念して全国8カ所でのピアノランドフェスティバル開催、フェスティバルで連弾する生徒達を選ぶための録音審査、十数カ所での公開レッスンを計画中です。
詳細が決まり次第お知らせいたしますが、ステージで、小原孝さんや私とピアノランドの連弾曲を一緒に弾きしませんか? たくさんの生徒さんの応募をお待ちしています!
そして、昨年は『樹原家の子育て-ピアノランドと笑顔の毎日-』(角川書店)を出版して、多くのお母さん達とのご縁が生まれたことがとても嬉しいです! 子育ての苦労が喜びや楽しみに変わるよう、そして、音楽が一生の友となるような出逢いをと願い、ご希望のある地域で講演&コンサートを開く『樹原涼子の楽楽子育て応援プロジェクト』も発足しました。
早速3月13日に雑司ヶ谷音楽堂で、5月8日には広島の竹杏館で開催されることになり、その他の地域でも着々と計画が進んでします。
次の世代のママ達のために、 孤独な子育てに心が疲れてしまわないように、先輩ママや心ある方、私たち音楽家ができることをしよう、と走り出したプロジェクトです。どうぞみなさんも、言い出しっぺさんになって一緒に企画したり、お近くの開催地にお友達やご家族とご来場いただいたり、輪を広げていただけましたら幸いです!
それでは、みなさんにとって、素晴らしい一年が始まりますように!
また、たくさんのお年賀状をありがとうございます!
毎年三が日はいただいた年賀状を見ながら、数百通のお返事を手書きしておりましたが、本年はお正月は作曲をさせていただきたく、ホームページでのご挨拶とさせていただきます。ごめんなさい!
P.S. 新年号のご案内です!
ムジカノーヴァ 1月号 耳を開く聴きとり術
レッスンの友 1月号 ピアノを教えながらの子育てについて
幼稚園 2月号(発売中)ドレミファソラシドピアノであそぼう(監修)