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リハーサル、がんばっちゃいました!
プロデューサー氏いわく、
「ごきげんバンドのグルーブ感というものが出来上がってきたね。バンドがひとつになった一体感が出てきた」
なるほど、このところライブが続いているからということもありますが、私が自分のバンドを持ちたかった理由はそこにあるので、とても嬉しい!
その日限りのスタジオミュージシャンを集めた演奏ではなく、私の曲を理解して愛して、長く1曲に向かい合ってもらいたい、そんな願いが何年もかけて形になってきたのかもしれません。
そうだ、今日はメンバー紹介をしちゃいましょう。
ベースの高尾さんは、ジャズ界の宝です。エレキベースではなくウッドベースで、私とフィーリングが合う人を、とバンド結成当時のギタリスト宮野弘紀さんが連れてきてくれたのが始まりです。ベースはコードとリズムを支える音楽の柱ですが、それ以上に、即興的なラインの美しさ、かっこよさが魅力で、演奏中に思わず聴き惚れてしまうこともしばしば。一緒に演奏する度に発見があるので、本当に楽しみです。
カリビアン、マダガスカルの香がするパーカッショニスト海沼さんは、そういえば三味線やバイオリンの人ともよく共演していて、ドラムでは出せない繊細なグルーブを創り出してくれます。その無国籍で懐の深いところが、ロックでもジャズでもない私の音楽にすごく合ったサウンドを調合できるヒミツかなと思います。ごきげんバンドでは、コーラスも。最近、パーカッションの前にかぶりつきのファンが増えて、人気上昇中。
ギターの中村さんは、数えきれないくらいの楽器を持っていて(ピアニストはそうはいかない!)、曲に合わせていろんな音色や表情を生み出してくれます。白鳥英美子、白鳥マイカさんはじめ、たくさんの実力派のステージやレコーディングで活躍中。いつも、ここはこうしたほうがいいかな?と言いながらアイディアを出し、ガチッと支えてくれる存在です。
コーラスのくーこさんは学生時代からそうでしたが、すご~く感がよくて、難しいハモリも一度合わせただけですぐ覚えて、きれいにハモってくれます。声質は私とかなり違うにもかかわらずとても相性がよいので、昔は自分の声だけで多重録音していたのですが、最近はくーこさんの声だからこそ、というコーラスパートを書いています。そういえば、海沼さんと3人でハモる曲、増えましたね。
こんなメンバーと一緒なので、明後日13日からの旅も楽しみです! バレンタインライブは当日券もあるそうです。岡山のルミネホール、14日午後2時開演です。
リハーサル翌日は、朝一で作曲家の斎藤友子さんがセミナー開催の相談にみえました。素晴らしい作品を書いていらっしゃるので、眠らせていてはもったいない! 名古屋での"発表会で弾きたい曲発掘セミナー"で『Back to Bach』の曲を演奏したところ、オンデマンドの本の注文がたくさん来ているそうで、私も応援しているところです。
夜は、朝日カルチャーセンターで寺山心一翁先生の講座でチェロの伴奏を2曲。「トロイメライ」と「鳥の歌」を弾かせていただき、深く温かいチェロの音色に心が洗われるようでした。ピアノ弾きでよかった!
昨日は「国立での楽しい楽典1,2,3」で紹介する、樹原おススメ楽典の本のチェック。楽典はつまるところ、楽譜を読むためのお約束なので、丸暗記するよりもなぜその記号が必要なのか、というところが大切です。作曲する立場から、たくさんのおもしろさを引き出したいと張り切っています。
いろんなことが同時進行ですが、全て音楽。だから、私の中ではひとつです。
それでは、まだしばらく寒さは続きますね。みなさまお元気で!